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ラクと効率的は違います

こんにちは!
東京は本日の感染者367人と報道されていましたね。
運動指導者に限らず、多くの方にとってつらい日々が続きます…

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この仕事をしていると、特に初めて出会う人などに多いのですが(飲み会なんかが特に)、
「ラクに痩せるにはどうしたらいい?」とか、
「効果のあるトレーニング教えて!」
と聞かれることが多々あります。

あくまで個人的にですが、そういう質問をするタイプの方は専門職に対するリスペクトに欠けていると思いますし、どうせ教えてもやらないのがわかりきっているのですが、一応その場の空気もあるので、優しさで答えられる範囲でアドバイスするようにしています。

こちらとしては基本的なことで、大前提その部分が抜けていたらどんなに頑張っても理想とする効果は得られませんよ、という内容を伝えるのですが、大体は「大変そう」とか「そんなツラいの出来ない」と言われます。

「ラクに」効果を出したいと言ってくる人なんてそんなものです。
本当に現状に危機感を持っているのであればまず自分で調べますし、聞く前に行動するのが人間です。
突発的な病気やケガだったりは話は別ですけどね。


我々トレーニング指導者は、お客さんやアスリートに指導する際は、抱えている問題や改善したいことをヒアリングして、その問題を改善するのに最も効率的な方法を選択して指導します。
しかし、その「最も効率的な方法」が「ラクに効果を出す」とか「短い期間で効果を出す」という希望を100%叶えてあげられるとは限りません。
「最も効率的な方法」と言っても、数週間かかるかもしれませんし、数か月もしくは年単位の時間がかかるかもしれません。

それでも、非効率的な方法を継続して、本来だったらもっと短い期間で達成できたものを、それ以上の時間とお金、ジムに行く&トレーニングするための労力を浪費するのは非常にもったないことなので、「ラク」と「効率的」を混同しないようにするのは重要です。

まとめ
人間はだらしない生き物なので、一部の人以外は身体に何かあってからしか行動しませんし、いかにラクに目標を達成するかを考えがちです。
私もそうです。

過去の自分がその時選択した行動、例えば、
・運動しない
・食習慣を気にせず好きなものばかり食べる
など、これらのことを長年継続した結果が今なので、それを正すのも相応の時間がかかると考えれば納得がいくのではないでしょうか?

健康に生きるためにやるべきことは、いつ始めたっていいんです。
もちろん早いに越したことはないですが、「今日は残りの人生の一番若い日だ!」なんて言いますから、小さなことでも始めてみたらどうでしょうか?というお話でした。


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