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キャリコン×〇〇を考える

ここ1か月転職活動をした中で、ある先輩キャリアコンサルタント(キャリコン)の方からこんなアドバイスをいただきました。

「誰にキャリコンの支援したいかを考えるといいですよ」

資格を取って以来「資格を活かせてないんだよな~」という声をよく聞きます。
このアドバイスを聞いた時、実はキャリコンってどこでスキルを使うかで支援の形が違ってくるんじゃ…?と思いました。

転職活動の中でも、様々なキャリコンの方とお話してきました。
その中で、やはりキャリコンという資格は理想の支援を叶える「手段」であることに気づきました。

そこで今回は、私が知りうるキャリコン×〇〇をまとめてみます。


1.キャリコン×人

一つ目は、キャリコン×人。
「誰に」支援を届けるのかを考えてみます。

キャリコン×子ども

高校生までの子どもを対象とした場合、ほとんどが学校現場になります。
「スクールカウンセラー」という職種がありますが、こちらは心理職(臨床心理士、精神科医など)になるそう…!
学校現場のキャリア支援は、先生に全部ゆだねられているのでしょうか。

キャリコン×青年

大学生など新規就職に向けての支援がメイン。
大学だと「キャリア支援室」なるものがあって、そこに勤めているキャリコンの方もいらっしゃいます。
私の知り合いにもいますが、本業をリタイアした後に自身の出身校で支援されるというパターンもあるようです。

キャリコン×ミドルエイジ

東京都では35歳~50代の就職氷河期世代への就職支援があるなど、ミドルエイジの支援は様々な形で展開されています。
近年だと、早期退職を募る企業で再就職を斡旋する場合があるのですが、ここにキャリコンの方が入って支援を届けることもあるようです。

2.キャリコン×分野

二つ目は、キャリコン×分野。
「どこで」支援を届けるのかを考えてみます。

キャリコン×メンタルヘルス

総務部門などで元々メンタルヘルスを担当されていた方が、キャリコンを取得するということがあるそうです。
産業カウンセラーとのWホルダーって方もいらっしゃいますよね。

実際に、このパターンのキャリコンの方にお話を伺ったことがあります。
支援してみると相談者の業界によって背景が異なり、都度勉強をするのが大変だったとのこと。業界知識の理解は重要なんですね。

キャリコン×業界(IT、メーカー、商社など)

自分が経験した業界で支援を届けるパターン。
実は、私が実現したかったキャリコン×〇〇がこちらでした。
ITで10年勤務経験があり、この業界で支援を届けるイメージは具体的に想像できます。

ただ…求人は極めて少なかったです。自社で支援を内製する企業はなかなか無いのでしょう……

キャリコン×社会福祉

社会福祉の場で支援を届ける場合もあります。
求人を見ると、障がい者施設、刑務所などが多いようです。

私も1社受けてみたのですが、傾聴をし相談者を受け入れるといったキャリコンのスタイルだけでは信頼関係を生み出せない様子。
そこには「矯正」や「更生」の側面があり、本来のキャリコン支援とは目的が離れてしまうように思いました。

キャリコン×学校

「キャリコン×子ども」でもお話した通り、子どもに向けてのキャリア支援ができる場です。

個人的に、私は先生に向けてのキャリコン支援をやってみたいです。
その結果離職につながってしまう可能性はありそうです。行政が一番望まない結果なのでしょうが……

3.私がやってみたい支援:キャリコン×カメラ

今、私がやってみたいのが「キャリコン×カメラ」です。

実は私、今年の春から京都芸術大学の通信制で写真を学んでいます。
そこに至るまで、何を撮りたいか分からなくなり、写真やカメラが嫌になってしまったこともありました。

カメラは趣味でも仕事でも長く楽しめる、素晴らしい表現ツールです。
写真やカメラを通じて、一人でも多くの方が自分らしく楽しく活動ができるよう支援したいです。

今、カメラコミュニティでキャリコンを活かした写真相談会を企画中です。
何人かモニターをしてみて、実施方法が固まればnoteでも募集したいと思っています!
また改めてご案内しますので、少しお待ちくださいm(__)m

おわりに

転職活動を通じて、キャリコンにはいろんな支援の可能性があることを知りました。
また、求人が出ている分野だけでなく、カメラといった分野で支援の幅を広げることができることにも気づきました。
「こういう場所で支援を届けてほしい」というニーズを開拓することが、キャリコン支援の可能性を広げていくことになるのでしょう。

私もその一助を担えるよう、楽しみながら支援を続けていきます!
今日も読んでくださりありがとうございました^^

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