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リアルRPG タイ旅行バンコク編|旅のカタチ
旅館人による旅コラム、旅のカタチシリーズ。
本日はリアルRPGとなった冒険のオハナシ。
バンコク二日目。
朝起きて、顔を洗い、ホテルから外に出る。
目の前の幹線道路は相変わらずの交通量だ。
思ったほど暑くない。
六時半に開店するスタバに足を運んだ。
香ばしいコーヒーの香りで脳が徐々に覚醒する。
NOTEを一記事仕上げた。
そして、どんな1日にしようかと想いにふける。
僕は今日の冒険の書を確認した。
【冒険の書】
冒険(クエスト)とは未知の体験。
そして人生とは冒険(クエスト)の連続である。
冒険の書は今後直面するであろう冒険(クエスト)が描かれた一冊である。
冒険の書を開いて、どんな冒険(クエスト)を選択するか?
冒険(クエスト)は自ら選び取ることができる。
新しい土地にくると、さまざまな冒険が存在する。
僕は以下の3つのクエストを選択した。
・電車(BTS)を体験する
・ナーガを拝む
・バスに乗る
さぁ、本日のクエストを振り返ってみよう。
BTSを初体験
まずはBTS(鉄道)から。
交通渋滞が深刻な問題であるバンコクでは鉄道路線の発展が著しい。
早速BTSのりばへ向かってみる。
![](https://assets.st-note.com/img/1717722657726-wRM1QBMFJB.jpg?width=800)
ホテルは駅の目の前のため、すぐに到着した。
そして、券売機と初対面。
ちょっと緊張するぞ。
![](https://assets.st-note.com/img/1717722656426-Rzbd9J6gli.jpg?width=800)
こちらは行き先をタッチパネルで選び、料金を支払う。
現金もカードもオッケーなので一安心。
BTSではカードが出てくるので、そちらを自動改札でタッチするだけ。
これ、実は一回きりの乗車券で、降りるときはタッチではなくカードを入れなくてはならない。
よくわからずにまごついてしまった…
![](https://assets.st-note.com/img/1717722657592-GlSGpczRyP.jpg?width=800)
朝の通勤時間帯だからだろうか?
東京時代以来の満員電車を体験した。
電車にのる人々の行動は万国共通だ。
みんなスマホの画面をずーっと眺めていた。。。
【あんでぃはBTS乗車の経験値を手に入れた】
ナーガを拝む
続いて向かったのがお寺だ。
サイアムスクエアという繁華街の喧騒の中に静謐な空気が流れる。
![](https://assets.st-note.com/img/1717723181701-3cLJZwBRaf.jpg?width=800)
ちなみに、ナーガとはインド発祥の蛇神信仰。
カンボジアのアンコールワットなど有名だが、東南アジアから日本へもその流れがある。
特に私の住む出雲地方では蛇の信仰が根強い。
(僕はここ数年、出雲の龍蛇さんと名付けて、日々追っかけている。)
旧暦10月、全国から神様が集まる神在祭。
龍蛇神と呼ばれる蛇神が神様を先導するといわれる。
それだけではなく、出雲地方の神社の至る所では、毎年氏子の方々が稲わらで巨大な蛇を作る。
そして、大切な木に巻き付ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1717723328741-EfkkJhPj52.jpg?width=800)
日本にも根強い蛇を祀る信仰。
その源流に触れてみたいっ!と思っていたら、バンコクのお寺でもよくみられることを知った。
MRTで近くの駅までたどり着いた僕は、ワクワクしながらお寺の門をくぐる。
そして、すぐにお堂の入り口で出会えた。
![](https://assets.st-note.com/img/1717723467700-Qg1viFkkaT.jpg?width=800)
迫力がすごい。
鎌首をもたげている姿はコブラが原型なのだろうか。
こちらは9つ、他にも7つの頭を持つナーガもおられた。
これらは日本に来ると、八岐大蛇になったり、八大龍王になったり、九頭龍として信仰されることになったのだろう、と私は考えている。
それにしても、素晴らしいフォルムだ。
お堂の入り口で、畏怖心を思い出させてくれる、そんな存在だ。
ありがたや。ありがたや。
【あんでぃはナーガのご加護を手に入れた】
バスに乗る
バンコク市内ではバスが縦横無尽に駆け巡る。
バンコクを訪れたことがある人は見かけたことがあるだろう。
しかし乗ったことがある人は少ないのではないだろうか?
これがまた分かりづらい。
どこに行くのか?
どうやって乗るのか?
その難易度から、配車アプリでタクシーを手配する旅行者が多い。
しかし、これはクエストだ。
冒険者はひるまない。
なんとか行き先へのバスを調べ上げ、乗車するのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1717723709670-BLhe6r9mXf.jpg?width=800)
いつの時代の車両だろうか。
発展し続けるバンコクにはまだ全時代的なものが同居している。
変化の著しいバンコクにレトロと呼べるものが残っていることにどこか安心した。
そういえば、タイの代名詞(であった)3輪タクシー・トゥクトゥクは少なくなっている…
乗車したら、お兄さんが近寄ってくる。
両替コインの入った金属の入れ物をカッチャカッチャと鳴らしながら。
クーラーなしはわずか8バーツ(約30円)
料金と引き換えに切符をくれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1717723880218-5Kr2sjdBGC.jpg?width=800)
降りる場所は自分で把握しておかねばならない。
停留所に着く前にブザーを押すのは日本と同じスタイル。
![](https://assets.st-note.com/img/1717723907839-o7NqTkVQBX.jpg?width=800)
走っている間に降り口の前に立っておく。
車が止まったら降りる。
ちなみにバスは路線などとにかくわかりづらい。
そして、交通渋滞から長距離をバスで移動するのはあまりお勧めできない。
この日、私は目当ての場所に行くのに、2時間もエアコンなしのバスで揺られ続けたのだった。
汗だくになって…
【あんでぃは外国人に優しくないバスの経験値を手に入れた】
さて、こんな感じで本日は3つのクエストを達成した。
まだ他にもたくさんのクエストを達成したのだが、それはまた別の機会に紹介するとしよう。
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