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ダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史』をゆっくり読む①
なぜ、『人体600万年史』を読みはじめたのか。
走るのが好きだ。一度に、約200km走ったこともある。それは大学生のころ、もう20年近く前。レースに出るわけでもなく、一人でリュックを背負いたびたび100kmくらい走った。友人からは変人扱いされた。
大学を卒業し上京して仕事に就いた。都会を走るのは楽しくなかった。時間にも追われるようになり、走らなくなった。その間、日本にマラソンブームがやってきた。
ダニエル・E・リーバーマン『人体600万年史』をゆっくり読む②
なぜ走るのか?その問いは、もっと走れるにはどうすれば良いか?の問いにつながっている。
さらには、さらによく走るにはどうすれば良いのか?の問いへと続く。
走ることを知る。走る体のことを知りたい。
この本を手に取った理由と、著者が書こうとしたテーマは必ずしも同じにはならない。
「はじめに」では、はっきりとこう書いている。
本書の核をなすテーマ-人間の進化と健康と病-はとても範囲の広い、複雑なもの