僕たちなりの地域農業の維持のさせ方【後編】
今度はいよいよ地域農業を維持するために
僕たちがどういう想いを持って、具体的にどんな事業モデルで取り組んでいるのかをご紹介します!
ー 目標 ー
僕たちは、民間企業としてこの長門市で持続可能な農業を実現します。
限界地区の農業を活性させ、古本の農業の持続的発展に貢献する!
これが私たちの目標です。
ー 使命(mission) ー
限界地区の農業を活性させる、リーダーとしての飛躍を目指す!
ことが僕たちの行動指針であり、スタッフ全体の共通使命です。
そして、僕たちアグリランドミスミから
多くの次世代リーダーを輩出していくために
4つの心構えでリーダーを育てています。
ー 事業モデル ー
事業収益の柱となるのは、part1でもお話した通り、
畜産事業で育て、出荷する牛による収入です。
以前までは、肥育牛(食肉用に育てられる乳牛のオス牛)が中心でしたが、近年の価格相場の不安定さとエサ代などのコストが膨れてきたため、
昨年より肥育から繁殖・育成にシフトチェンジしました。
つまり、
お母さん牛から産まれた子牛を育て、その子牛の段階で肥育農家に出荷をします。
肥育牛に育つまで、およそ28ヶ月もかかるのに対し、子牛出荷にかかる期間は10ヶ月程度と、およそ1/3にまで短い期間になります。
▽産まれて2週間の子牛
かつ、子牛の価格相場は肥育牛よりも比較的安定していることもあり、子牛の方が費用対効果が高いと判断しました。
<令和3年度 畜産事業定性目標>
○ 母牛100頭体制
○ 1年間に1回出産
○ 100頭の子牛のうち80頭出荷
○ 残りの20頭は母牛として育成する
この事業モデルを来年度中には確立する計画にしています。
そして、農業分野では、
現在長門市内で合計20ヘクタールの農地で
飼料用の牧草とWCSを栽培しています。
(所有農地を全部足すと、東京ドームおよそ4個分の広さである。)
自社で牧草などの飼料を作り、コストの削減を図ることに加え、自社の牛糞を堆肥として活用する「循環型農業」で資源を有効活用でき、また飼料費のコスト削減が見込めます。
この耕畜の連携を図ることで、従来の畜産事業と農業との相乗効果を発揮し、安定した事業モデルを構築します。
ー 「地域農業」の実践 ー
現在、地元の三隅地区で誰も耕し手のいない耕作放棄地や休耕田を中心に牛の飼料となる牧草やWCSを栽培し、再び農地として活性化させることに取り組んでいます。
さらに、地元の農家の方々と連携し、地区の農地を地域の全員で守る
「地域農業」
を推進し、後世に地元の農業を伝えていく仕組みを創っていきます。
今後の地域の農業を次の世代にまで引き継げるよう持続的に発展させる為には、従来のように「農業は農家がやるべきこと」と他人事で捉えるのではなく、農業に関わりのある畜産業者の私たちも一緒になり、同じ地域で過ごすパートナーとして共同で地域の農業を守っていくことが必要です。
このような、業種の枠を超えた横のつながりが生まれて、地域農業の維持発展と、それにより地域のコミュニティが盛り上がる社会が実現できれば、この長門の農業はもっと魅力的に次の世代の目にも映り、もっと先の世代にまで引き継いでいけるはずです。
今はそのスタートラインに立ったばかりです。
ただし、進むべき航路と指針となる軸はバチっと定まったので、これから輝かしい大海原に向けて船を進めていきます。
もしこの記事をお読みいただき、
同じ方向を目指し一緒に航海に出たい方がいらっしゃいましたら、ぜひ私までご連絡ください。
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どちらでも大丈夫です。
地域の未来を創っていく航海者を心よりお待ちしています。
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