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これまでのキャリア③

こんにちは、独立系FP(ファイナンシャルプランナー)の安藤です。

今日もこれまでのキャリアについての続編を綴ります。

2014~2015 個人FP事務所+乗合保険代理店+行政書士

前回の記事の通り、成績不振を何とか脱したい!との思いで、総合保険代理店との業務委託契約で「保険屋」を始めたのですが、、、

単純に1社専属代理店→複数社商品取扱い代理店(業界用語で「乗合代理店」と言います)になっただけなので、マーケティングの問題点など何の解決にも繋がらず。結局、成績は低迷を続けていました。

そんな中、業界で大きな動きが発生。

「保険会社→(業務委託)→保険代理店→(再委託)→保険募集人」というこれまでの形態がコンプライアンス上の様々な問題を生んでいるとして、保険代理店に所属する保険募集人は原則「雇用」されるルールとなってしまったのです。

自由を求めて個人事業主として独立したのに、結局また社員?しかも、社会保険料の会社負担分は実質個人負担?(従業員を多数抱える保険代理店の多くは、はそういう雇用契約をあみだしたわけです)

何だそれ!ゼッタイ嫌だ。ここまで低空飛行を続けてきたが、自分の力で何としてでも成功してやる!

またしても無計画にそんなことを考え、総合保険代理店を去って自分で個人代理店を始めることにしたのです。

相続コンサルティングを柱に据える

売上見込みも立たないクセに、6社の保険代理店と契約してもらい、、、個人事業ながら「乗合保険代理店」になりました。

ただ、流石にもう今までのやり方ではダメだとわかりますから、何かに特化しようと決意。

そこで、司法書士をやっている父にお願いして事務所の一画を間借りさせてもらい、「司法書士とタッグを組んで相続コンサルティングをするFP」としてブランディングしていくことにしました。

とはいえ、経験も浅すぎるし相続に関わるような顧客もほほゼロだったので、父の事務所スタッフとしても働かせてもらう二足のわらじでスタート。

父のところで修行していた若手司法書士の高橋さんとパッケージのコンサルティングプランを作ったり、セミナー・イベントの企画やチラシ・HPを作るなど、いろんなことを試しました。(彼とは、後に共同でオフィスを構えることに)

保険は思ったような成果は出ませんでしたが、相続案件なのでたまに大口契約が出てくるように。

そして、自分たちでゼロから生み出した「相続一括サポート」というコンサルティングプランが、それなりの高単価で成約し始めたことで「これはいけるかも」という感覚を掴めてきました。

行政書士資格を取得

少しずつうまくいき始めたようで、僕にはずっと抱えているコンプレックスがありました。

それは、胸を張れるような「学歴」や手に職といえる「資格」がないこと。

学歴の良し悪しを語るつもりはありませんが、一応進学校といわれた高校を出た中では低位な偏差値の大学出身。同級生はもっと名の知れた大学ばかりです。

そして資格。父からは「司法書士でも、弁護士でも、税理士でも、とにかく資格をとれ。資格は必ず武器になる」と言われ続けてきました。

しかし僕は何年も同じことをひたすら勉強し続ける自信がなく、拒んでいました。

というか、人に言われてやる「勉強」が幼少期から本当に嫌いなんです。だから受験勉強も資格取得勉強も全力で取り組んだことがなく、いつも逃げ回っていました。

ですが、今回ばかりはそうも言っていられないという気持ちに。

実際、金融機関とのやりとりなど、特に資格のありなしで相続コンサルティングがやりにくく感じることは多々ありました。

そこで、自分の力でビジネスを伸ばし食べていくには、資格を取るしかない!と決断。

いわゆる「士業」の中で比較的短い期間で取得可能といわれる資格、行政書士の試験を受けることにしました。

某資格学校に通い、これまでの人生で一番かも?と思うくらい「勉強」をする毎日。

やっぱり好きとは言えませんでしたが、自分のビジネスのためなので無理やり勉強を継続できました。

そして、何とか一発合格を果たすことができたのです。

FP+行政書士で「幅広く活躍」を目指すが…

「これで俺も士業の仲間入りだ!」と舞い上がり、早速登録手続きをして正式に行政書士を名乗ることにしました。

行政書士って馴染みのない方も多いと思いますが、法律に関するを受けたり文書作成をする「法律の専門家」です。

ただ、他の「士業」と名の付く資格とは少し異なります。

弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、弁理士など、それぞれ高度に専門的な「独占業務」があります。

しかし行政書士は、それらの独占業務「以外」の業務が独占業務という、ひたすら幅広い業務範囲なのです。

幅広過ぎたためか、行政書士はビジネスモデルとして確固たるものができておらず、大きく稼いでいる人はほんの一握り。専業で食べている人で見ても少数派というのが実情です。

案の定、僕も行政書士を名乗ったものの、うまく特徴を出せず、なかなか依頼がきません。(相変わらず戦略的でなかったのがダメだったのでしょうね 泣)

せいぜい、これまでの相続コンサルティングで金融機関等とのやり取りがスムーズになったくらい。

FP+行政書士でビジネスの幅が広がり、顧客開拓もしやすくなると考えたのですが、、、資格だけでは何ともならないという現実を目の当たりにしました。


この後、細々と続けてきたFP・保険ビジネスで転機が訪れます。

次回に続く…

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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