見出し画像

代替肉って?プラントベースフードって? 実際に食べて聞いてみた!

こんにちは。&love編集部の町田です。

昨今SDGsが話題になっていますね。目標としては17個あり、様々な取り組みがありますが、その中でも私が個人的に興味深いのが、”代替肉”。動物の肉を使わず、大豆など植物性の別の素材で動物性の肉を再現するというもので、味や食感など気になる方も多いのではないでしょうか? 今回は”代替肉”が食べられるお店に伺って実際に食べさせていただき、”食”という観点からSDGsの取り組みについてお話を伺ってきました。

この度お伺いしたのは、都内 6 店舗を展開し「ヘルシージャンクフード」のコンセプトのもとプラントベースフードが楽しめる専門カフェ「2foods」を運営する、株式会社 TWO代表取締役CEOの東 義和(あずま よしかず)氏。

画像1

-まずは2foodsについて教えてください。

「”ヘルシージャンクフード”をコンセプトに全て植物性の素材で作られている”プラントベースフード”と言われるメニューを提供しています」

-バリエーション豊かなメニューが印象的なのですが、商品を作る際のこだわりはありますか?

「”ヘルシー”と”ジャンクフード”は対極にあるような言葉ですし、健康的なものはどうしても少し味や見た目が地味になったり、物足りないと感じるものも多いのではと思います。そこに、いわゆるジャンクフードのような美味しさや見た目などを付加することで、美味しく、健康な究極のフードカテゴリーが出来ればという想いがあります。カロリーが高くて…など、食べた後に少し後悔するときってありますよね。提供しているメニューはそういったものをあえて選んでおり、ジャンクなのに実は健康的、というギャップが生まれるようにメニューを作っています」

“ヘルシー”と”ジャンク”の両立。相反するところで難しいことだと思いますが、実際に形にされていてすごいなと思いました!

見た目も味も楽しめるように!
「ドーナツはカラフルに見た目的にも映えを意識しているのですが、実は合成着色料や香料などを使わず、その素材そのものの色を使っています。一見ギルティに感じてしまうものでも、実はカロリーを抑えめにしていたり、添加物を使っていなかったりと、できるだけ食べても負い目がないようなものを目指しています」

-”代替肉”に関して気になる方も多いのではと感じるのですが、工夫されているところはありますか?

「我々は、調理という過程の中で、本来の動物性のものに近づくように様々な工夫をしていおります。例えば植物性の鶏肉を作る際には、原料をミルフィーユ状に何層にも重ねることで、いわゆる本物の鶏肉を感じる”噛みごたえ”を作っていたりしています。原料そのものにプラスで、調理法をこだわることで、よりその”本物っぽさ”を出せるよう日々研究しています」

満足いくものを届けられるように、裏側では日々絶え間ない研究が行われているのですね。

“代替肉”だけでなく、”代替卵”も!
「ちなみに「2foods」では代替卵を使用して、タマゴサンドも出しています。それも見た目や味と同様に”香り”にも非常に技術が盛り込まれています。様々なスパイスを使って、食べた瞬間に本物の卵を感じさせるような工夫をしています」

画像2

-食品はもちろんだと思いますが、それ以外でこだわられている部分がありましたら教えてください。

「“フードロス”にも真剣に取り組んでいます。例えば、ある食材で使わない廃棄、残渣部分などを他のメニューで使用したり、ある時間になるとアプリ会員向けにディスカウント告知をして、できるだけ廃棄が残らないように販売をするといった取組みをしております」

確かに、廃棄になってしまうのはもったいないですよね。もったいないとは思いつつ、どうすればいいのか難しいところはあるなと思っていたのですが、アプリを使ってというところがなるほどなと思いました!

パッケージもエコに!
「パッケージに関しても、できるだけ年内にはプラスチックの部分をエコ素材に変えられたらと思っています。デリバリーの部分ではどうしても難しいところもあるのですが、おそらく80%以上は、全部リサイクルできるような、いわゆる紙の素材などのエコ素材にチェンジしていく予定です」

パッケージまでエコに、ということで細部までこだわりを感じました。

これからの取り組みとして…
「これからやっていきたいこととしては、我々のブランドコンセプトを極めていく事です。それはお客様に見える部分だけではなく、その裏側にある調達における”フードマイレージ”の考え方やサプライヤーとの取組の仕方、などにも追求していきたいと考えております」

-最後に、SDGsに関してメッセージなどありますか?

「いきなり100%、自分の生活を変える事は難しいと思います。例えば食という観点で言うと、私はビーガンではないんですよ。お肉も食べるんです。僕もこのビジネスを始めて、食文化が与える影響、に目がいくようになり、普段全然気にしないで食べていたものも、その原料の由来、成分、地球に与える付加、などいわゆるSDGsみたいな事を凄く自然な形で意識するようになりました。まずは何か小さい事でもいいから、少しでも”気にする”ことが大事なのかなと思います。その一歩が次の自分の興味や他の関連した事柄にも目がいく始まりなのかな、と思います。そういう意味でも「食」は普段行うとても日常的なライフワークの一つなので、何かアクションするには良い一歩なのかと思います」

小さなことでも考えてみる!
「SDGsというと地球規模で、自分がそこに対して何ができるかを考えてしまうと途方も無い話に感じてしまってあまり実感がわかないですが、「これはどういう風に作っているのだろう」と生産者の方や裏側を考えると思慮深くなれますし、それを考えること自体、大げさかもしれないですが幸福度が上がるような気がします。行動が変わるのは先でも、まずはそういう小さなことでも”考える”ということがとても大切なのだと思います」

画像3

お話をお伺いして、代替肉やプラントベースフードのこれからがとても楽しみになり、ますます興味深く感じました。

まず小さなことでも”気にする”、”考える”という言葉が印象的で、SDGsに対する距離感を身近に感じて考えられるようになった気がします。

実際に食べてみた!

そして今回は、オススメの代替肉を使用したメニューをいただきました。

画像4

まるでバターチキンカレー 968円(税込・イートイン価格)

濃厚で本格的なカレーです。ソイミートは食べ応え抜群で、ライスもカリフラワーと玄米を合わせた2foodsオリジナルでカロリーオフ。カレーなのに、罪悪感なくペロッと一気に完食です。

画像5

スパイシーまぜそば 968円(税込・イートイン価格)

6種類のスパイスが効いていてピリッと刺激的。食べ応えのある玄米麺と食感を楽しめる野菜の組み合わせに、食べる手が止まらないほど夢中になって食べてしまいました。

画像6

ソイチキン南蛮丼 968円(税込・イートイン価格)

大きな唐揚げは4個ほど入っており、非常にジューシーで、ヴィーガンとは思えないほどタルタルソースはとても濃厚。ボリューム感たっぷりで、お腹も満たされて大満足の一杯です。

実際にそれぞれを食べてみて、その完成度に驚きました。”お肉”として食べてもどれもとても満足感が得られます。気になる方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(テイクアウトやデリバリーもあります!)

画像7

新店舗オープン情報!

11/2(火)には6店舗目となる銀座ロフト店をオープン! こちらはスイーツを中心にプラントベースフードが楽しめるお店だそうです。様々なところでプラントベースフードが楽しめるようになるのはとても嬉しいですよね。

11/30(火)までオープンを記念して期間限定のプレゼントキャンペーンも実施中とのこと。ぜひこちらにも足を運びたいですね。

▽新店舗情報
店名  :2foods 銀座ロフト店
住所  :東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館 1階
電話番号:03-3528-6811
営業時間:11:00~21:00(L.O. 20 :00)
定休日 :銀座ロフト店に準じる
その他店舗情報はこちらから。

※新型コロナウィルスの影響により、営業時間・定休日が記載内容と異なる場合がございます。ご来店の際には事前にお店までご確認ください。

この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,713件