着物でつくる ミニショルダー

東京は下町、人形町。
ひと頃まで、地下鉄人形町駅を上がってすぐの水天宮通りに、曾祖母の営む呉服店「ゑびすや」がありました。

曾祖母から始まる着物とのご縁。また、着物を着る機会の多かった両親の両祖母も、着物をきれいに取っておいてくれていました。

両祖母からもらった、たくさんの着物。はさみを入れるのは忍びないような気がして、なかなか思いきれない着物も多いけれど、身近なものに作り変えて、この先も長く使わせていただくことにしています。

着物でつくる ミニショルダー（2014年）

たくさんの着物の中に、着物とは思えないような、かわいい、そしてモダンな柄を見つけました。小花柄を子供用に、水彩絵の具のような柄を大人用のショルダーにすることにしました。

子供用ショルダー

子ども用のショルダー。

小花柄。近くで見ると、地に着物らしい柄も見えます。

肩ひもはハトメとロープで、長さを調整できるようにしました。

中綿を入れて適度な厚みを持たせています。

大人用ショルダー

水彩絵の具のような柄。黄色やピンクなどアクセントになる色も素敵です。

入れ口の革ベルト。開け閉めに手間がかかるけれど、慣れてくると片手で簡単に開けらるようになりました。

裏側。

こちらも中綿を入れて適度な厚みを持たせています。

普段のお出かけから、浴衣と合わせて夏祭りにも◎
スマホバックやサコッシュとしても使えます。

同じ生地で作る ティアードスカート

大人用のショルダーの生地でスカートも。
下段は6枚つないで、ちょうどいいフレアの加減になりました。

シャリシャリとした縮生地で、とても涼しいスカートになりました。