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芦原温泉駅の むかし・今①

1日目の学会発表を終え、翌日はすっかり身軽になりました。実は当初、ほぼノープランのまま敦賀発のサンダーバードで帰ろうと思っていましたが、出発の数日前にある周遊パスを見つけ、急遽きゅうきょ旅程を変更していました。


旅の強い味方、登場!

 今回の旅で自由になる時間はせいぜい半日ほどなので、あまり移動に時間をかけられません。が、直前になって偶然ある1Dayフリーチケットを発見しました。その名も

『北陸おでかけtabiwaパス』

 そう、去年の北陸旅でも使っていて、なかなかお得で使い勝手のいいパスだなぁと思ってたんですが、能登半島地震の影響を受けた北陸エリアを応援する取り組みの一環で、急遽特別な商品が発売されたようです。
 通常は土日祝限定ですが、今なら平日・週末も利用できて、さらに価格も普段だと2,450円(これでもお得です)がたった980円。驚きの6割引き!って、マジでスゲェ・・・😯🎫
 ただし、利用期間は北陸新幹線の福井開業までの、2024年2月16日(金)~3月15日(金)の期間限定となっているのでご注意を。

 さて、福井新聞オンライン経由の情報で最近気になっていたのが、芦原温泉駅西口にできた賑わい施設AFLAREアフレアでした。ユニークな外観もさることながら、温泉にちなんだアミューズメントの要素もあるとかで、ここに行けば一足早く新幹線開業の雰囲気が味わえるかも・・・と。
 迷わず北陸おでかけtabiwaパスを購入して、芦原温泉駅への訪問を決めました。🚃


ちょっと前まで、そこにあった

 何度も福井を訪れているのですが、JR芦原温泉駅に降り立ったのは2〜3回くらい?そんなわけで、自らの学習も兼ねつつ、ちょっと駅周辺の移り変わりをなぞってみましょう。

 1897(明治30)年9月に金津かなづ駅として開業したのが始まりで、1972(昭和47)年3月に芦原温泉あわらおんせんと改称しました。かつては京福けいふく電気鉄道・永平寺えいへいじ国鉄三国みくにとの接続駅でしたが、それぞれ1969年と1972年に路線が廃止されます。
 Wikipediaを見ると、駅西口のアフレアができる前(2020年8月)の写真を発見。いかにも昭和の雰囲気が残る地方の駅舎という感じ。以前、この駅で下車したコトがあるのに、ほとんど記憶にないなぁ。よく見ると、背後に新幹線の高架橋が建設されてますね。

Wikipediaより

 駅舎の向かいには、こちらも昭和な建物が並んでいました。令和の今なら、一周回って若者には新鮮な風景に見えるかもしれませんが、我々世代にはひなびた温泉街の玄関口という印象でしかなく。
 そういえば、家族旅行の時に芦原温泉駅で降りて、向かいのレンタカーを使った記憶が蘇ってきたぞ・・・。🚘

「純喫茶とうさぎ」ホームページより
(https://usagicoffee.blogspot.com/2017/03/blog-post_15.html)

 上の写真の右側に、「アンディ」という喫茶店が見えます。外観がパイプオルガンみたいで、小さいながらも個性的。ネットで調べると、店内は昭和レトロな雰囲気で、チェーン店とは違って時間がゆったり流れていそう。自分時間を過ごすサードプレイスとして使うにはピッタリかも!
 ちなみに、2018年5月のふーぽの記事に紹介されていたので、少なくともこの頃までは営業されていたはず。

「freedom sunshine」ホームページより(https://freedom-sunshine.com/archives/11827)

 こちらは少し引きの写真。中央に4~5軒ほどのレトロな建物群があって、真ん中がアンディのようです。建物群の両側は、右側にキューブ型の低層の建物が、左側に明光義塾兼アパートらしき3階建ての建物が見えます。手前のロータリーは、たぶん昔のままかな?

「純喫茶とうさぎ」ホームページより
(https://usagicoffee.blogspot.com/2017/03/blog-post_15.html)

 帰宅後、同じ場所をGoogleのストリートビューで確認しました。残念なことに、レトロ建物群はすっかりなくなっていて、8階ほどのビジネスホテルとレンタカーの新しい営業所が隣接していました。😢訪れた日にも、たまたまこの辺りにいたけど、かつての昭和があった場所とは気づかなかった・・・。


あまりの変貌ぶりに・・・

 再び駅舎に戻ります。あの昭和の香り漂う駅舎が今、どうなったかというと、端から見ればこんな感じです!到底1枚じゃ収まりません。新幹線と在来線の駅が隣接するので、駅周辺を含む大規模な再開発となったようです。

駅舎の北端から

 正面の姿。黒っぽい基調の色で、シンプルかつ重厚感があります。

ロータリーもモダンに

 在来線の背後に新幹線が停車するので、とにかく駅舎が長い!見違えるほどの変貌ぶりに、ただ見とれるばかり。たった3年ほどで街がこんなに変わってしまうのか?!👀

まだまだ先に伸びてます

 ようやくこちらが、駅西口にあるアフレアです。上半分がガラスの壁のように囲われていて、内側のホールと道路の間に配置された「アフレア広場」と呼ばれる空間が見えます。雨天でもオープンカフェやマルシェ、コンサートが開催できるらしいので多目的スペースとして重宝しそう。

クールな外観と・・・

 アフレア広場の天井もなかなかダイナミック!あわら市産のスギが使われているんだとか。外観のモダンでシンプルな雰囲気とは打って変わって、木材独特の温かさを感じます。

温かみのある天井と柱

 1階には、カフェ・レストランや土産物店が並ぶ「いろはゆAWARA」。名前で誤解する方がおられるかもしれませんが、こちらで入浴はできませんので、しからず。

色んなお土産を買ったり飲食もできる

 いろはゆAWARAそばにあるエスカレーターを昇ると、新幹線の改札に続く連絡通路があります。

ここまで近代的になっちゃうか?

 エスカレーターの頂上に、こんな通路が伸びています。通路の先に新幹線の改札が配置されると思われます。

恐竜の足跡がカワイイ

 せっかくなので、通路を少し進んでみます。通路脇の窓から在来線と新幹線のホームが見えます。まさに、時代の境目ここにありという感じ。

新幹線のホームは高いね

 さて、アフレア2階にあるすごくユニークな空間もご紹介したいんですが、ちょっとおなかいっぱいになったので、いったんここで終わります。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
芦原温泉のお話は、まだ続きます!🙇‍♂️

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