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今日のプチ解剖:心臓について正しい記述はどれ?

こんにちは。かずひろ先生です。
今日も解剖学のプチ勉強をしていきましょう。

<あマ指-2008-26>
問題2-14 心臓について正しい記述はどれか。
 1.房室結節は心室にある。
 2.前室間枝は右冠状動脈の枝である。
 3.肺動脈弁は大動脈弁の左前方に位置する。
 4.僧帽弁は3枚の弁尖からなる。





さて、こちらはどうでしょう。

【答え】

3.肺動脈弁は大動脈弁の左前方に位置する。

冠状溝で心房を切り離すと4つの弁膜が見えます。
・大動脈弁が真ん中、肺動脈弁は左前
・房室弁は大動脈弁の後ろ(左後ろは僧帽弁、右後ろは三尖弁)
💡心臓には2つのヒダリマエ💡
大動脈弁が真ん中、肺動脈弁はヒダリマエ
冠状動脈もヒダリマエ


その他の選択肢について

1.房室結節は心室にある。
  → 房室結節は心房にある。

循環器系-223-03-刺激伝導系-SQ

洞房結節も房室結節もどちらも右心房

2.前室間枝は右冠状動脈の枝である。
  → 前室間枝は左冠状動脈の枝である

循環器系-223-03-心臓の血管-SQ

肺動脈弁はヒダリマエ
冠状動脈もヒダリマエ

4.僧帽弁は3枚の弁尖からなる。 
  → 僧帽弁は2枚の弁尖からなる

画像2Peter Geymayer, Bishops at the Second Vatican Council in 1962.

二尖弁は僧侶がかぶる帽子(ミトラ)に似ているので、僧帽弁

■ まとめ

アナトミーブートキャンプ - 2.循環器系©.017

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