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競技者要注意 タンポンの危険性

海やプール、イベント時や大事な試合や大会の日に生理が被ってしまうということも大いにあり得ることですよね。

プロの競技者になると低容量ピルを服用し
調整している方も見かけますが、副作用が心配という方もいますよね。

ナプキンを変えるのも大変、擦れるのが嫌
量が多くて心配
生理痛がひどい などなど色んな悩みがあるかと思います。

タンポンって?

使用した経験がある方が多いのではないでしょうか?
丸くなっている方の先端を膣内に挿入し出血を吸水します。
ナプキンをつける必要がなく、使用後は反対側のヒモを引っ張ると取り出せます。
水着を着る際や運動をする際に使う方が多いと思います。
私も使用した事がありますが、初めは挿れるのに抵抗があってちょっとコツがいりますが、しっかり入ると違和感もなく生理ということを忘れてしまうくらい快適なんですよね。

タンポンで脚を切断したモデル

そんな便利な生理用品のタンポンですが、
使用方法には十分に気をつける必要があります。

2012年、モデルのローレンさんは急な体調不良に見舞われ
41度の発熱、すぐに救急搬送されました。
一命は取り留めたものの、あと10分搬送が遅れていたら死に至っていた、、とのこと。

そんな彼女に下された診断が
トキシックショック症候群」(TSS)

TSSは黄色ブドウ球菌が作り出す毒素が原因で発症する急性疾患。
すでに身体の中で壊疽が進み、彼女は右の膝下から脚を切断することに。
突然の事態に彼女は絶望しました。

なぜタンポンでTSS?

タンポンの長時間使用により菌が繁殖することや
出し入れする際に黄色ブドウ球菌が増殖し、毒素を作り出しやすくなることが原因と言われています。
あまり知られてはいませんが、
タンポンの使用説明書には必ず黄色ブドウ球菌によるTSSになる可能性があることが記されています。

使用時間は4〜8時間以内と記載がありますが
ローレンさんは使用時間内ギリギリだったとのこと。

通常は黄色ブドウ球菌があっても発症しないケースもありますが、稀に発症し重篤になるリスクがあります。

身体の中に入れるものは気をつけて

右膝下を切断し、左脚も進行が進んでしまい両脚を切断したというローレンさん。
身体の中に入れるものは気をつけてと伝えています。

タンポンや月経カップを使用する際は
必ず清潔な状態で、長時間使用をしない
これらのことに気をつけて、TSSのリスクがあるということを知っておきましょう。

競技者の方はやむを得ない状況もあるかと思いますが
ピルなどのホルモン剤や吸水パンツや吸水パットなど色々と試してみるといいですね。
便利なものが沢山出てきている現代の中で
こうしたデメリットやマイナス面も知った上で使用するようにしましょう。

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