毎日株価分析：トランコム

分析太郎

今回は、物流企業の「トランコム株式会社」の分析です！

株価予測モデルの詳細については、こちらの記事で紹介しています。
また本記事では、銘柄の予測確率、株価が動いた時の予測値の推移、予測結果の解釈を紹介しています。

予測確率

今の時点で3末決算の決算短信を発表した企業は300社弱ありますが、その中でもトランコムはモデル予測による株価上昇確率が76.9%と2番目に高い結果となりました。
つまり、AIモデルによる予測では1年後に5%以上値上がりする確率が76.9%となっています。

予測確率上位5社


株価成長率と予測値の関係

トランコムの株価変化率と予測値の関係


株価が30%値上がりした段階で予測値が60%となるため、モデルの予測からは10-30%程度の値上がりが期待できます。

予測値の解釈

直近で発表された決算で経常利益が市場予想より低かったため、約7%程度株価を落としています。ここ1年の株価は緩やかな減少傾向にあり、約26%程度の下落となっているものの、全体的に財務がそれほど悪い訳ではないため、AIは割安株と判断しているようです。

具体的には、今年度の総資産回転率は230%程度となっています。NRIの調査によれば、日本の物流企業の平均が126%程度なため、業界目安で考えるとかなり効率的な回転数と言えます。

また、総資産営業利益率も9.4%程度で、ザイマニが算出している倉庫・運輸関連企業の業界平均である5.7%と比べると高い水準となっています。

まとめると、「市場予想より決算の経常利益が悪かったため下落しているが、財務自体は同業他社と比べて強めなため割安株」とAIが判断しています。

ChatGPTに聞いてみた

以下、ChatGPTの回答です。

概要

トランコム株式会社は、1959年に設立された総合物流企業で、愛知県名古屋市に本社を置いています。主な事業内容としては、物流情報サービス、ロジスティックスマネジメント、貨物運送業務などを行っており、ITとアウトソーシング事業にも力を入れています​ (Wikipedia)​。
会社の沿革では、複数の合併や子会社化を経て、国内外の物流ネットワークを拡大しています。また、資本金は約10億8千万円、2022年度の売上高は約1,677億円で、従業員数は6,055名に上ります​ (スポリク東海2025)​。
トランコムは、BtoBの物流企業として、「はこぶ」プラットフォームを創造し、物流センターの運営、輸送マッチングサービスなど、多岐にわたるサービスを提供していることが特徴です。これにより、運送業界における課題解決や効率化に貢献しています。

主なニュース

  1. 社長交代: 2023年6月20日、トランコムは神野裕弘取締役が新社長に就任したと発表しました。前社長の武部篤紀氏は代表権のない会長に就任しました 。

  2. 外販物流システム事業の譲渡: トランコムITSが設立した新会社TransFuturesへの外販物流システム事業の譲渡をアクセンチュアに完了したと発表しました。この動きは、企業の効率化と戦略的再配置の一環とされています 。

  3. 新物流拠点の設立: トランコムは埼玉県蓮田市に新しい物流拠点「蓮田ロジスティクスセンター」を開設しました。これは、関東エリアでの物流サービス強化を目指すものです​ (トランコム株式会社)​。

これらの記事は、企業の経営戦略や拡大計画、組織変更などを示しており、トランコムが物流業界内での競争力を強化しようとしていることが見て取れます。


まとめ

まとめると、「株価が減少傾向な割に同業界で比べると財務が強め」と言えるかと思います。
またここ最近の大きな円安傾向を考えると、物流系は燃料や輸入コストの増加が気になるところですが、トランコムは中国やタイに事業展開しており、今後もアセアン地区を中心とした事業展開も計画しています。

決算の説明会資料を見ると海外事業の利益割合はまだ少なそうですが、最近の円の下落を考えると、今後の海外事業の展開度合いに注目したいですね。

https://www.trancom.co.jp/files/topics/1328_ext_02_0.pdf


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