見出し画像

保護者向け不登校リーフレット配布への道のり

数年温めていたこの野望。
「保護者向け不登校リーフレット」を自治体に配布してもらうこと。
そのために働きかけてゆく道のりをアップしていきます。

私の中では、もはやドラクエやゼルダの伝説みたいなロールプレイングゲーム状態です。
「不登校の親」という孤独だったあるひとりの母が、日本全国を舞台に、全国各地で仲間を集め、自分の自治体発行の「不登校リーフレット」を学校から保護者に確実に配布されるようにするための超大作RPG。
全米を泣かせちゃう勢いでプレイ中♪

なぜ「不登校リーフレット」が必要なのか

不登校の親は孤立しているから

不登校のはじまりは2020年6月。
その時学校で子どもの身に起こったある出来事がきっかけでした。

しかし、どんなに困っていても相談する人がいない・・・
相談しても、ただ出来事を話しているだけ。私は絵本の読み聞かせに来ているのだろうか?
同じ話を学校にも、スクールカウンセラーにも、行政にもしたけれど、誰も解決はしてくれないのよね。
例えそれがいじめだったとしても・・・

そう、生きてると時々そんな理不尽が起こるのは今に始まったことじゃない。だから飲み込んで生きてきた。
だけどさ、子どもの生死がかかっているのよ。将来がーっていう段階じゃないのよ。自分の出来事ではないの。だから難しい。
「誰かに話すだけでも楽になるよ」
という人もいたけど、学校、スクールカウンセラー、行政に話せば話すほど虚しくなったのでした。
話せば話すほど孤立したのでした・・・

孤立解消のきっかけ

2021年2月。
雪が降るある日、我が家に音声のSNS「clubhouse」なるアプリが入ってきたのでした。
なんとなく聴いていると、不登校のことを話している部屋があるではありませんか。それは「明るい不登校」というオンライン親の会でした。
このclubhouse、今はオワコンと言われているけれど、不登校の話をシェアするのにはもってこいのアプリだったのです。
同じ不登校の親の話を聴くと、とても元気になれました。もちろん傷を舐めあうというものではありません。
今までそんなことを聴ける場所、どこにもなかったので食い入るように聴いて、時に自分も喋りました。不登校になったきっかけはそれぞれ違うけれど、なにやら共通点がたくさんあり、自分だけじゃないということ、自分が悪いわけではないということがわかり、力が湧きました。
子どもへの接し方も、みなさんから失敗談をたくさん聴いて、とても参考になったのでした。
そして、みんな学校の対応に困っていたのでした。学校の先生は親身になってくれているとは思うのですが、それでも私たちは困っていたのです。これいかに。
私は静かに学校から距離を置くようになっていきました。

親の会の圧倒的情報量

clubhouseの中で「明るい不登校」という全国規模の親の会ができあがり、LINEオープンチャットで情報のシェアが始まり、誰かの情報を見たり、自分が見つけた情報をシェアしたり、お悩みの書き込みには自分はこうだったなと返したり、どんどん情報が蓄積されていきました。
長年親の会の活動をされている先人の方も徐々に加わり、教育機会確保法がどういう経緯で成立したのか、みんなで想いを馳せたり、みんなで現状に憤りを感じたり。
どうして学校は親に必要な情報提供をしないのか・・・
それはずっとみんなの課題でした。

学校自身が情報不足

「不登校の状況は一人一人違うから個別に対応するのが一番」
という考えが強いあまりに、見落としてる部分があって、それが親の苦しさになり、子どもが更に苦しくなる場合があるのではと私は思っています。
もうそろそろそれに気付いて、教育機会確保法という法律を守って欲しいと思ったのでした。

不登校対応で学校が見落としている部分とは

それは、個別の対応をするあまり、親を孤立させてしまっていること。
親同士を合わせることに、個人情報だとか、具体的に何かわかりませんが、学校の色々な部分に支障が出ないか心配だったりする、ということが全国的に起こっているのではと思います。

では、学校は具体的にどうしたらいいのか

確かに状況は一人一人違うけれど、悩みは共通していて、出来ることについても共通することが、実はたくさんあるのです。
学校はそろそろ気付いて、親に必要な情報を一括で届けなければならないと思います。
一括で情報提供する仕組みができれば、先生の負担がかなり減るだろうし、情報を得た親子にとっても安心に繋がるかもしれない。

なので具体的に必要なのは、教育委員会とリーフレット作って配布すること。
民間で頑張って作ってるところもあるけれど、そもそも自治体が発行しなければならないことだと思う。
しかしこれがなかなか・・・
何故にこれが困難なのか?

学校が不登校情報を保護者に提供しない理由

教育機会確保法にも記されているのに、保護者への情報提供ができないのは何故だろう? ・・・結局3.4年考えていました。
そして最近ついに理由が分かりました。
教育機会確保法って法律をもってしても出来ないの何故かというと・・・
驚きの理由でした。
それは・・・

情報提供できていると思っているから

今となってはなぜこのことに気が付かなかったのだろうという気がします。
頑なに拒否されているのかと思っていたけれど、心底そう思っているようです。びっくり。
不登校の親に必要な情報が何なのかどうやったらそれが伝わるのか・・・
と、先人たちも力を尽くされてきた。でもなかなか実現できなかったのです。法律まで作ったのに実現できないのですから・・・
びっくりです。

その現実に気づいた理由

学校や行政に話しても、何も伝わらないやとあきらめて3.4年・・・
4年前と何も変わらない現状に危機感を感じていて、ひとりひとりの親がひとりひとり手探りで情報を得る状況は、子どもにとっても良くないと思っています。
そしてある日、巷で教育委員会の方をおみかけしたので

「不登校の親向けのリーフレットを自治体のお金で作って配布してほしいです。そして、それを作るお手伝いがしたいです。」

と伝えたときに気が付きました。

情報提供が出来ている

と、直接的におっしゃった訳ではないけれど、出来ていると思ってらっしゃるような返しでした。

そんな理由??

色んな人を巻き込んでリーフレットを自治体に作らせる計画は進行中。
旅はつづく・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?