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あいだに関わる価値。


ものが生産されてから消費されるまでのあいだに、どれだけの人や情報やお金が挟まっているのだろうか。それらをもっと透明にしていくことはできるのだろうか。

「倫理観」で片付くほどきれいな世の中ではないことを知っているけれど、せめて手の届く範囲くらいは、【ひと・もの・かね・情報】がヘルシーな流れであってほしい。

どこかから搾取したうえで成り立つ「しあわせ」は、本当の意味で「しあわせ」とは言えない。だからこそ、【ひと・もの・かね・情報】のあいだに挟まっている【流れ】が、より透明で、わたしたち自身がその【流れ】を体感でき、うれしいと感じられる状態になる必要があると思っている。


たとえば、スーパーで地元産の野菜を選んだり、近所の個人店に足を運んだり、そのくらいの行動から簡単にはじめられるはずなんだけどね。

もちろん、そこにあるのは選ぶ側の使命感だけではなくて、選びたくなるものをつくる生産側の努力も必要なのだけど、いまは消費者の方がちょっぴり受け身すぎるんだと思う。だって、スーパーに行くだけで受け取るものや情報があまりにも多すぎるから。

それから、もし、そこに課題があるとするならば【ひと・もの・かね・情報】に対する価値の尺度が、日本全国でほぼほぼ同一化していることだと思っていて。もちろん、生活インフラとしてここまで同一水準の暮らしを整えてこられた【ひと】はすごいのだけど、そこに甘んじていては後退していってしまう。経済が、というわけではなくて、人間としてそんな気がするな。


わたしは、そういった【流れ】を緩和する最初のキーワードが【情報】だと思っていて。もちろん、そこには【ひと・もの・かね】も同時に動く必要があるのだけれど、まずは「知る」ということからはじまるような気がするのよね。

【情報】を知った先に、受け取った【ひと】が動きたくなるような導線を、記事や企画でつくっていきたい。きっとそうすれば、【もの】や【かね】もヘルシーに流れていくと思うから。

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