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「伴走」について考える。


わたしの仕事には、おそらく「伴走」という共通点があります。

地元の商店街活性化のお仕事も、移住のサポートをするお仕事も、記事を書くお仕事も、紐解いてみれば、わたしの業務内容は「伴走」することなのではないかと思うんです。

ばん‐そう【伴走】
[名](スル)マラソンや自転車のロードレースなどで、競技者のそばについて走ること。「自動車でランナーに伴走する」「伴走車」
goo国語辞書より

つまり、「商店街を活性したい」とか「いなか暮らしをしたい」という思いをもっている人のサポートや、何かに一生懸命な人の情報発信をお手伝いさせていただくような、情報を受け取る自分たちの思考を深めるような、そんなお仕事。分野は違うけれど、どれにも共通しているのは「伴走」ということば。

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少しだけ簡単な自己紹介をさせていただくと、大学卒業とともにWEBライターのインターンをはじめ、ゲストハウスや地域調査に関するアルバイト、アイスランドへの卒業旅行を経て、2016年4月に新卒で小さなまちづくり会社に入社しました。(半期休学していたため、9月に卒業しました。)そして、2018年4月からは、もうひとつの会社に半分身を置かせていただいているような状態です。そして、ちびちびWEBライターの仕事も続けています。

(ちなみにですが、学生のときは、バスケと旅(と、時々勉強)がほとんどを占めていました。)

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先日、商店街への「伴走」支援について社内で話していた時に、改めて「伴走」することの意味と難しさを感じていて。

全国の商店街で起こっているのと同じように、高齢化と後継者不足を抱えていて、結成当初のようには足並みが揃わず組織がほぼ形骸化していて、仕事とは言えど、そもそもわたしたちが関わる意味ってなんなんだろうとか、でも、関わることで見えてくる商店街とか地域の良さもあって、それを活かせる方法がないかを考えて。

ただ、それを続けた時に自分たちにとってプラスになることってどのくらいあるのだろう、とか、そもそも商店街の人たちが活性化するつもりがないのならもう仕方がないのではないかとか、目的意識が補助金になってしまうのは違うよね、とか。それでも、商店街を盛り上げたいという秘めた思いをもっている人の力になりたいとか・・でもそれってボランティアで続けるのは厳しいよね、とか。

かといって、商店街から離れて自分たちでビジネスをはじめるのもなんとなく違う。それに、ビジネスってそんなに甘くないですしね。大儲けしようとは思いませんし、いまいるような分野で大儲けは難しいという前提があったとしても。なによりも、処方箋的なコンサルみたいなことはやりたくないし、見せ方だけ上手にデザインするのはわたしのこころが喜ばない。

体育会系なので体育会系みたいなことを言うと、やっぱり一緒に汗かきたいんです。そうじゃなきゃ、全体でプラスにはなりませんもんね。


ただ、自分たちだけが熱くなったとて空回りするだけですし、関わりすぎると今度は「伴走」ではなくなってしまいます。

商店街活性化のような、「まちづくり」の分野は地道な作業の積み重ねで、時間はかかるしゴールはない。10年、もしくはそれ以上関わり続けて、いまようやく自由に動けているというお話も時々耳にしています。


すぐに答えが出るものではありませんが、いま一度、商店街への「伴走」支援のあり方を考えながら、ベストな道を見つけていきたいと思います。きっとどれだけ「意志」を拾っていけるかなんだろうな。

外的要因で地域が変化せざるを得ない状況になってきたなかで、やっぱりみんなで前に進みたいんです。だれとなにを、どこまでどんな風にやっていくのかなのかな、と思っています。


今日は、商店街の伴走支援のお話がメインになってしまいましたが、続きはまたどこかで。

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今回は、natsuki_miwaさんのイラストを拝借しました! プロフィールページにお邪魔したのですが、とにかくドンピシャでかわいかったです!! すてきなイラストをありがとうございました。


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