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2020年2月の記事一覧

寝る前のメモ。

自分とまちと仕事の関わりについて、「あなたは、どこからどこまでが仕事なのかわからない」と言われることが増えてきたからこそ、仕事への丁寧さを欠くことだけはないようにしないとね。 いい意味で、グラデーションのなかをくぐり抜けるように過ごしてきた4年間。仕事に対しても、そのほかの依頼ごとに対しても、自分が返せる100%の力は注いできたと思う。わからないことや初めてのことで、力が足りずに迷惑をかけてしまったケースも多々あるけれど、今日までとにかく走ってきた。 あと1ヶ月で、働きは

寝る前のメモ。

こんなにピースフルな夜があっていいのだろうか。大切にしたいものが、もう一度手のなかに戻ってきたような、そんな気持ちになってくる。 わたしが大切にしたいものごとと、わたし自身がどこまで真摯に向き合えるのか。決して今すぐに答えが出るものではないけれど、歩みを進めていくうちに積み重なっていくと信じて、いまはとにかく前へ。 すこしだけ、心につっかえていたものがほぐれて、心地のいい音楽に溶けていった。もう二度と、同じことは繰り返さないと心に決めて、余韻に浸りながら夜道を歩く。とても

寝る前のメモ。

“海の底に届きそうな” なんて形容すると少し大げさかもしれないけれど、大切にしているものを大切にしてもらえなかった時は、やっぱり悲しい。 そういうことも踏まえて、再発のないように進めるには、やはり自分の目と手が届く範囲でやっていくしかないのだと思う。 あれやこれやと考えてみたけれど、向こう十年でやっていきたいことの道筋がなんとなく見えてきた。まずは半年後を目指してゆるやかに勉強開始。やってきたことと、やっていきたいことが交差するところに、自分自身でサービスをつくってみたい

寝る前のメモ。

記憶なんて、ほんの一瞬のものだから、よっぽど印象に残らない限りはすぐにどこかへ飛び立ってしまう。 「一語一句覚えておいてね」なんて言わないので、帰り際に、一緒に過ごしたときの空気感とともに思い出してもらえたら。わたしはきっと、勝手に思い出すだろうから。 二月が逃げるように去ってゆく。 : : : わたしがいま、やろうとしているツーリズムのあり方は「ツーリスト」を呼び込みたい訳ではない。一人あたりの滞在時間や消費額を上げていく、という枠組みをつくろうとしておきながら、な

寝る前のメモ。

感動したことを、きちんと残しておいたほうがいい。いまは丁寧に振り返ってもいられないから、写真とnoteに毎日を記録する。 記憶のトリガーになりそうなものごとを毎日すこしずつ書き残しておく。 先日、ご褒日として泊まった『里山十帖』さんがとても良かったです。部屋も、温泉も、アメニティも、くつろげる椅子や環境もよかったけれど、いちばんは雪のある山の風景だったかな。 それを眺められる時間がたくさんあって、息を吸って吐くだけで十分だった。 もうひとつは、『人参』と書かれた夜ごは

寝る前のメモ。

「冬場がね、一番稼ぎどき。タクシーの運転と除雪の仕事があるからさ」 タクシーの運転手が、聞いてもいないことをどんどん話してくれる。 「先日は大阪から来た50代ぐらいの女性グループを乗せてたんだけどさ、今度はユーミンのライブの時に来るらしいよ。大阪の人は話してるだけで面白いね」 「昔は黒部のほうで働いていたんだけどさ、俺らは土方の服装だからトロッコ電車は顔パスだったんだよ。裏ルートっていってね、何度も遊びに行ったわけよ」 泊まり先へ向かうまでのなんでもない会話でさえ、こ

寝る前のメモ。

どうやら、このまちに人が来るという流れはできるみたいだ。そんな確信めいたことを感じた、京都サンガのこけら落とし。 ひさしぶりにスポーツ観戦ができて、何より楽しかったなあ。このスタジアムは、ピッチと客席が近いことが注目されているけれど、庄司選手や李選手、柿谷選手など、テレビ越しに見ていた人たちの顔がはっきり見える距離だったのですごく臨場感が伝わってきました。 あとはそこから、まちに広がりをつくることができるのか、どうなのかというところ。 駅の北口にスタジアムがあり、南口に

寝る前のメモ。

この場所で感じている心地よさを、これからも大切にしたい。 地元の人、移り住む人、旅人が交差することで生まれる心地よさ。知り合いと、知り合いを会わせている、というだけなのだけど、なんでこんなにも心がじんわりするのだろう。そこに嬉しさを感じてきたから、この仕事を、この生活を続けてこれたのだと思う。 この場所を選んで訪れてくれる人がいるからこそ、心地がいいと思えるのであれば、これ以上開発する必要はないのだと思う。誰でも彼でも楽しめる場所ではないので、間口を広げようとすればきっと

寝る前のメモ。

肩に入った力を抜こうとすればするほど、別のところに力が入っているのがわかる。エンジンがかかりきらないまま、低空飛行で今日を終える。 この気持ちが悔しさからきているものなのか、脱力からなのか、焦りからなのか、そのどれからもなのか、いまの私には判別できない。今やっていることのすべてが、必要だと感じているものごとの下支えになる部分ではあるのだけれど、ギリギリのところで即興的に足したものを切り崩して、また足して、じきに切り崩して、を繰り返しているような状況のように思えてくる。 こ

寝る前のメモ。

こういう場所をつくりたい、というイメージが以前より少し明確になってきたような気がする。 ひとつは、駅前に空き家を借りることができれば今すぐに取りかかることができるもので、もうひとつは、そこそこ時間がかかるもの。後者に関しては、もしかしたら生涯をかけてやることなのかもしれない。 逆に言えば、そのくらい曖昧で、そのくらいの長さで考えていること。これに関しては、急いでやってもいいものはできないから。 “もうひとつ” のために必要な要素を学びたい、というところが2021年4月か

寝る前のメモ。

1日にやり取りするメッセージの量を、可視化することができたのなら、今日はどれだけ文字を交換したことになるのだろう。 ピンポン球の行き来をトレースするように、メッセージのやり取りをトレースしてみたらきっと、そこには無数の糸がはりめぐらされ、身体中に針穴のような跡ができるのだと思う。 キーボードを叩きながら、テキストハイ(という言葉が存在するのであれば)のタイミングでふと、じぶんのお腹辺りを眺めてみると、そこを通過する針と蛍光色の糸が見えてきた。穴のあいたチーズのようなイメー