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運動会の日にめっちゃ早く来る教員

いませんか。
運動会当日、めっちゃ朝早い人。
それが良いか悪いかではなく。
そうせざるを得ないのはどうかって思うのさ。

運動会の日は何かと準備が大変で、テント張ったりライン引いたり用具出したり放送機器の音声確認したり、とにかくやることがいっぱい。
しかもそれを子どもが来る8時ごろまでにやらなければならない。
 いつもとは違う勤務の形になることが多くて、出勤時間がだいたい7時~7時半ごろになる。今は2校目だけど、1校目の時もそうだったな。

 そこでだ。7時半に勤務開始と示し合わせても、「7時半からやったら間に合わない」と裏で言い始めて、若い教員や体育部の教員に声を掛ける教員がいたりいなかったり…

 気持ちはわかる。体育主任はただただ不安だと思う。もし仮に間に合わなかったら大変だ。子ども、保護者、来賓すべてを巻き込むことになる。

 1校目の時、この問題ですごく揉めたのを覚えている。
私は初任者だったから、当たり前のように「早く来ます!喜んで!」側だった。体育主任が「7時半じゃ間に合わない」と言っていたのを聞いて、6時半には校庭で準備始めてた。

家庭をもってる先生や遠方から通う先生は7時半頃来る。
ところが、もう、その頃には全ての作業が終わっていたのだ… 
あとは校庭のゴロゴロした石を拾うくらい。
早く始めた教員のおかげで早く終わったのはいいが、いろいろな事情がありながらも勤務時間に来た人からしたら、自分がやってないみたいになるし、せっかく早く来たのにという気持ちがあるのだ。すごく反発してた。
だから、次の年からは時間になったら一斉に始める、という流れに変わった。

いろいろな事情な人もいるし、安全面も考慮するだろう。管理職は、みんなでやれば間に合うことを見込んでの時間設定。だが「運動会は勤務時間より早く来るのは当たり前」風潮はなかなかなくならない。それありきの準備になってる。

 2校目に来ても同じだった。朝、行ったらもう10人くらいの教員がすでに校庭のトラックを描いてくれていて、勤務時間より30分早く行った私でも申し訳ない気持ちになった。

 学校の体質や文化によるが、どの学校でもだいたい同じなんだなと思った。間に合わない、じゃなくて間に合わせるんだよ…というのは通じない。間に合うようにマネジメントしてくれー。早く来た人が残業代つくわけでもないのに

 最近は、費用対効果とか、業務効率とか、なんだかそんなことばっかり考えてしまって、こういう善意や熱意ですすんで動いている人を見ると、申し訳なさとか劣等感とか無力感とかいろいろ感情がぐちゃぐちゃになる。

 学校は、そういう情熱のある人がいるから回ってる。

それって、どうなんだ。

教員の善意や熱意に頼らなくても、回るようになってほしいものだ。




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