英語できるはずだと思っているのね…

英語が好き!英語使いたい!
その情熱が空回りして、理想とはちょっと違うアメリカ生活を送っている私。

実は、出産前までは、日本で英語に大きく関わる仕事をしていた。
そう、私の英語への執着(日本人コミュニティーとは距離をとりたいとか、内に秘めている高いプライドなど)は、この「日本にいた頃は英語関係の仕事をしていた」ということに起因する。

先日、夫の実家と電話をする機会があった。
私はほとんど横で聞いているだけだったが、ひとつ、どうしても引っ掛かる場面があった。

それは、義理の両親が、
「アメリカという地で家族のケアをがんばって偉いよね…!」と私をねぎらってくれていた時のこと。

夫が、
「いやいや、でもさ、自分(夫)もかなり家族のケアしてるよ。
この前も〇〇(私)がオンラインショッピングでうまくいかなくて、問い合わせないといけないときに自分(夫)がカスタマーサービスに電話したし。」と発言した。

先日、某化粧品ブランドの商品を買おうとしたら、支払いが上手くできなくて「?」となり、電話で問い合わせなければならなくなった。
電話の英会話は、病院の予約などには慣れてきたものの、今回はお金がからむ件なのでかなり慎重になる。
そのため、夫に代わりに電話をしてもらったのだ。

それだけでも「申し訳ない…」という思いを消せなかった。
電話で問い合わせるという単純なことすら、「英語」という壁に阻まれて一人ですることもできない。
情けない…。
ただでさえ自尊心に傷がついていたところに、夫が義理の両親へ話したのだから、穏やかな気分でとか、笑い話の一つにする気分にはなれなかった。

私をさらに凹ませたのは義理の両親の反応。
夫の話を聞いた2人は「ああ。そうなんだ…。」と微妙な反応をみせた。
まるで、
「英語を使う仕事をしていたのに、自分で英語で問い合わせることもできないの?」
「何年もアメリカに住んでいるのに、まだそういう場面で人に頼っているの?」
と、声に出していない心の声が聞こえてくるようだった。

いや、実際は何も思っていなかったのかもしれない。
私がネガティブに考えすぎなのかもしれない。

ただ、そんなふうに思われたのだろうな、と思ってしまう自分が悲しくて残念だ。

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