【駐妻】無料ESLには行かない!

私が住んでいた市では、アダルトスクールと呼ばれる大人向けの地域の学習講座で学ぶことができる。
ESL(英語を第二言語として学ぶ)の講座は無料だ。

英語が無料で学べる。
同じように英語を学ぶ様々な人種の人たちと出会える。

そのような理由で、このアダルトスクールのESLというのは日本人駐妻の間でもよく知られているようだった。

渡米前、英語が好き!英語を使いたい!という思いが強い私は、このアダルトスクールのESLに興味があった。
しかし、渡米後に実際に通っている人の話を聞くと、クラスメイトのほとんどが日本人で、授業内は英語で話すものの、それ以外は日本語で話し、日本人ネットワークを広げる場のようになっているらしい。
私が住んだ地域は日本人が多く住む場所だったこともあり、そうなってしまうのだろう。

とにかく、日本語や日本人との交流を求めていない私は、その話を聞いて、「私はそのESLには行かない!」と決めた。

プライドもあったのだろう。

自分は英語が好きで、英語力を上げたいと日本で努力してきた。
そんな私が、「英語苦手。」「英語なんて学生時代以来やってないよ。」という人たちと肩を並べて同じことをするのが耐えられないと思ったのかもしれない。
そのような傲慢な気持ちを持ったことを認めたくはないけれど…。

後でじっくりパンフレットを見たら、アダルトスクールのESLは午前中の早い時間からお昼までと長時間な上に、それが週4日と設定されていた。
私のプライドや考えどうこう以前に、(娘の幼稚園送迎があるので)時間的に厳しいことがわかった。

英語に関することを何かしたい!何かしなければ!
そのような焦りはあった。
さらに、家族や家族を通して知り合った人でなく、自分の友だちが、大人の話し相手が欲しいと思っていた。
誰でもいいわけではない。
日本人は求めていない。(日本人なら、望めばすぐに出会えると思っていた)

その後、私は、市内にあるコミュニティカレッジのESLに通うことを決めた。

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