【駐妻】もっと早く海外に出ていたらよかった…

英語が好き!英語を使いたい!と思っているくせに、私は留学をすることも、社会人になって海外で働こうとすることもしなかった。
それどころか、英語で仕事をするような日本にある企業で働くこともしなかった。

留学しなかったのは、単純に、「お金」と「タイミング」の問題。

高校時代に留学しなかったのは、「お金」。
高校生の私が留学費用を自分で捻出することができるわけでもなく…。
親に頼るのも申し訳ないと思って、留学は大学に入ってから自分でアルバイトをしてお金を貯めてからしようと密かに考えていた。

大学時代に留学しなかったのは、「お金」と「タイミング」と「英語を使う機会が増えたこと」が理由だ。

「お金」。
そう簡単に留学費用は準備できないということ。
これには、私の弱い意志も関係している。
つまり、大学生活を充実させることを諦められなかった私は、交際費やレジャー費にバイト代をつかった。
コツコツと倹約して留学費用を工面しようとはならず、結局、バイト代は自分の「今の楽しみ」のために消えていった。

「タイミング」
私は、大学時代に自分の専攻の勉強+資格が取れるコースも並行して取っていた。そのため、留学のために休学するとその資格を取るのに遅れが出て不利になってしまう。(当時はきちんと細かい制度を調べずに、不利になると思い込んでいた。本当は違ったかも。)
私は、留学してややこしいことになるよりは、このままストレートに大学を卒業して資格を得ようと考えた。

「英語を使う機会が増えたこと」
大学時代、私は英語を使う機会を常に探していた。
幸運なことに、私の大学時代の学友たちは皆、英語が好きで英語に興味のある人ばかり。
英語で会話をしたり、英語を使う機会を求めて街に出たりを共にしてくれた。
大学の英語の授業も、やる気のある学生がほとんどなので活気があったし、教授も私たちのやる気に応える講義をしてくれた。
おかげで、本当に学びの多い大学時代だった。

さらに、アルバイトで英会話学校の受付をしたことも大きい。
英語ネイティブの講師と仲良くなって、一緒に遊んだりする機会もあったりして…。

このように、英語を使う機会が日本でも持てていたので、「留学!」と思うことも減った。

今思うと、それはそれで良かったのかもしれない。
だって、「英語で何を学ぶ?」がわかっていなかったから。
ただ英語を使う環境にいきたい、やりたい、それだけではきっと、留学してもすぐに挫けてしまっただろう。

社会人になってからは、「タイミング」。
大学卒業後は、働くことに必死で、留学とか海外生活を夢見る心の余裕が私にはなかった。
結婚して、子どもができて、私はすっかり留学や海外生活への憧れに蓋をした。
大げさに書いているが、結局、そこまでの情熱はなかったのだ。

そして今、アメリカで生活して思うこと。
高校時代、大学時代、独身時代に海外に出ていたら良かった。

中途半端な自分の英語力に早く気づいて、修正できたらよかった。
今より若くて元気なうちに、身軽に海外生活を体験してみたかった。

過ぎた時間は戻せない。
だから、今、自分ができることをやるしかないのだけどね。

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