時間ってなんだろう。
何が欲しい??って聞かれて答えるいくつかの私の答えの中にはいつも、
【自分の時間】
があります。
そして同意してくれるヒトが多いです。
それぐらい、大人は(今は子どもも)時間に追われているんだなぁとも思わずにはいられません。
そんな【時間】について考える児童文学作品が
モモ/ミヒャエル・エンデ
です。
ミヒャエル・エンデはドイツの作家さん。
日本はもちろん忙しい国の1つだと思うのですが、ドイツもヨーロッパの中でわりとキチキチとした印象が勝手にあって、
この作品が生まれたのかなという背景を想像したり。
あらすじはさくっと表紙に書いてあって
時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語
で、平和でのどかな街が稼ぐお金が増えるとともに忙しくなり、人々の心も変わっていく様子が書かれています。
時間は貴重だ。
時は金なり。
昔から何度聞いて口にしたことか。
私は手帳やノートが好きなのですが、ノート術のやり方にもせっせとTo Doリストを書いて、バーチカルの時間軸を埋めている例もたくさん見ます。
ビジネスや家庭との両立に必要なことも多いから、日々の生活を回すためにそれがないと!ということもわかっているのですが、
私は疲れてバーチカルタイプの手帳でもざっくり(笑)。
時間とはすなわち生活なのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそって、なくなってしまうのです。
哲学的。
大人が時間に追われることで子どももまた時間に追われる様子も書かれていて、
「早くして!!!」と
毎日子どもにいう自分をやめたいと今はNGワードの1つに入れています。
つい言ってしまうことはあるけれど💦
時間の他にも
用途が決まったおもちゃはその遊び方しかできないこと、創造性が育たないこと、
と子どもたちが与えられるおもちゃの変化についても触れられていて
もう1度おもちゃ選びについて考える機会ももらいました。
児童文学は特に子育てをしているヒトにはとてもいいと最近思っていて、
大人目線にも、子どもたちのことを知る(過去を思い出す)こともできる文学。
そんな中でもモモはこれからも読み直したい1冊です📕
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