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(ほぼ)完全自炊生活を2ヶ月続けた結果変わったこと

もともとアレルギーや自律神経失調の症状があったのだが、どうも調子が悪い。特にこの半年、ずっと調子が悪い。
加えて疲労感、睡眠障害などなど…。身体がガタガタで、「このまま仕事を続けていくのは無理だ」と思い、2ヶ月お休みをとって、根本的に生活を見直したプロジェクトの成果。書いていきます。


自炊を始めたきっかけ

記事の趣旨から外れるので詳細は割愛。
まとめると、
・不眠、アレルギー、メンタル落ち込み。体調ガタガタ。
・2ヶ月間必死で専業主婦になる修行した。
という感じ。

1ヶ月だけでレシピなんかほぼみなくなった

普通に働いている人が自炊始めるって難しいよね。めっちゃ大変だと思う。
でも。1ヶ月あったら、
・調味料も見なくてもなんかそれっぽい美味しいもの作れるし、
・レシピも悩まずにあるものとか売ってるものでできるようになるし、
・食材もほぼ余らせずに使い切るようになる

こんなに変わるのかーとびっくりしてる。この辺の細かい実践編は別記事ちびちび書いてます。

自炊を始めて変わったことは?

食費が浮くとか、健康になるとかはだれでも思うことだけど、自分でも予想していなかった変化がいくつもあった。

コンビニ食品に興味がなくなった

前は欲しいものがなくても、なんとなくコンビニに行っていたし、なんとなくホットスナックとかアイスとかを買っていた。
でも自炊に慣れていくと、コンビニで欲しいものを買う習慣がなくなった。なんでか。わからないけど、本当に何も欲しくなくなった。不思議。

外食が減って、楽しくなった

コンビニに行かなくなったのと同様、むやみに外食することもなくなった。
前にも転職期間とか、暇な時期はあったけど、それでも結構UberEatsとか外食をしていた気がする…。
でも今回のお休みで自炊を続けていると、これも不思議でなんとなく外食することがなくなった。
でも本当に食べたいものは外食で食べるし。インドカレーとかハンバーガーとかね。で、たまに食べるとめっちゃうまい!皿洗いもしなくていいし!
本当は外食してまで食べたいものって、意外に少ないのかもね。

そしたら痩せた

自分が日本食ばかり作っていたからかな。
洋食・外食は本当に脂質が多いから、日本食と自炊のおかげで、
"食べる頻度 x 一食あたりのカロリー"
のどちらも減った。なので当然ある程度痩せた。ノンストレスで。

食器や調理器具など、日用品の買い物が楽しくなった

料理をしていくと、いろいろ欲しくなってくる。最初は便利な調理器具とか、そのうちちょっと好きな作家さんのお皿とか。
旅行に行ったり、セレクトショップなどをみた際に、自分が食卓を囲んでいる様をありありとイメージし、買うことも使うことも楽しくなる。
基本的にはアンチ消費主義だけど、自分の生活をちゃんと豊かにしてくれるものを買うって、幸せ。

物欲とか趣味欲も減った

なんかキャンプとかアウトドアスポーツとか。パーティとか。旅行とか。
いろいろやってきたけど、満たされなかった。大変だし、飽きちゃうしね。いつでもどこでもできるわけじゃないし。
でも、食事って常に付きまとうもの。作って、あと片付けして。で、次の献立考えたり、買い物して。めっちゃ時間かかるのよね。
でも、そういうジワジワっとした、人間の営みっていうのかな。
これを楽しめたら、毎日ジワジワっと、コンスタントに幸せに浸っていられるんだよね。

土地と食文化と環境と。

どの食材も、大地や海で育って、まあ、なんやかんやいろいろあって、自分の胃袋に収まる。
その土地の植生とか、文化を反映した、食の多様性に目を向けてみる。そこには結構必然性があるってことに気づく。

例えば季節のお野菜なんか、たくさん安く売ってるよね。おっきい大根とか。買ってもなかなか食べきれない。で、どうやったら捨てずに食べ切れるかなって考える。そうすると、漬物とか発酵させたりとか、いろいろ工夫するようになる。
すると、これって昔の人がやってきたことと同じじゃん!と気づく。

その土地土地で、植生や風土に合わせた工夫とか食文化が作り続けられてきた。ある土地だとお魚を干してみたり、別のところだと燻してみたり。あるところだと山菜を漬け込んでみたり。

こうやって知ることも、感じて想像することも、楽しい。
あちこちの郷土料理とか、名産品なんていうのも、いろいろ背景を考えたり、知ったりするのは、楽しい。

でも、自炊ってそんな良いことばかりじゃないよ。

あまり持ち上げすぎるとあれあので、少しリアルな話もしてみるね。

自炊すると健康になれるかは疑問

これは当然のことなんだけど、栄養をきちんと摂れるなら外食だろうが中食だろうが、自炊だろうが一緒。むしろ仕事を頑張りたい人にとってはお金払ってでも時間を節約するのが、総合的にいいなんてことは全然あると思う。

で、もっというと食事のバランスだけじゃなくて、もう少し目線を広げて考えることも大事。
食事だと食べるタイミングや量。他にも睡眠のリズム・質とか、日常の運動量・質、飲酒・喫煙習慣。
ぶっちゃけこれらをきちんと気遣えたことが、体調を一番良くしてくれた気がする。
なので、もちろん極端に悪い食事を摂り続けないのは大事だけど、極端に良い食事を摂る前に、他の生活習慣も見直してみよう。

自炊することにとらわれて自己管理が疎かになるのなら本末転倒。別にちょっとくらいコンビニ弁当食ってもいいと思う。

自炊を習慣にするのはとても難しい。

なので、自炊は健康や豊かさの万能薬ではない。故に、コスパ・タイパってやつに当てはめてみるのは危険。
料理楽しい!満たされる!っていう気持ちがなく、「とりあえず健康!」みたいなことを"パフォーマンス"と捉えるなら、めっちゃコスパ悪いと思う。

「食費浮くわ!」っていうのも動機としてはあまり意味ないかも。調理と皿洗いと、買い物の時間って、時給換算で考えたらかなりしょぼいし。
例えばその時間仕事したり、人と会ったりした方が長期的には収入上がって万歳!みたいなこともあるかもだしね。
それでも食費浮かせることが必要やねん!みたいな状況の人ももちろんいると思うし、自分もそういう状況で始めたんだけどね。

どんな時短料理でも、時間や手間はかかる

時短料理、みたいなレシピ本はいっぱいあるけど、どんなに短くしたって洗い物は出るし、お店で買うよりは時間かかるし、めんどくさいよ。
どんなに習慣化できていても、めんどくさい時とか、嫌な時は絶対ある。

まずは料理ってどうやっても時間かかるものだと割り切ることが大事
そうすれば、
「うわー今日も仕事して料理作って食器洗ったら、1日終わったわ!」
みたいな絶望は少し和らぐんじゃないかな。知らんけど。
とにかくちょっとずつ続けていけば、自分に合った手間と満足とのバランスは見つかるよ!

洗い物は多分好きになれない!

これさえなんとかなれば!とずっと思ってる。食洗機ほしいなー。
食洗機くれ!

自炊ってどうはじめたらいいの?

「調味料の量とかどうやって覚えたらええの!」
「食材めっちゃ余って腐らせちゃう!買うの怖い!」
「毎回レシピ調べて買い物して料理するの、なんかめっちゃ大変!」

世の中レシピ本とか動画は溢れてるけど、こういう料理の外のことは誰も教えてくれないよね。なんでだろう。なので今度別記事にまとめてみようかなーと思ってます。

じゃあ今日はここで。


Written by 6262_Amuzi



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