🍷 | 3つの数字で考えるフランスワイン🇫🇷
ワインの販売歴3年目、新米の駆けだし販売員です🔰
毎日たくさんの質問を店頭でいただきますが、日々思うのが「ワインってややこしい!」ということ。
種類がありすぎて、味が違いすぎて、価格がピンキリで、
結果耳にするのは「ワイン詳しくないんですが…」の枕詞。
詳しくなくても、楽しく選べるのが本当は1番なんですが、
いっそのこと詳しく!少しずつ!解説します。
第1回はワインといえばの“フランス”にフォーカスします。
フランスはワインの年間輸出額、堂々の“1”位*。
ーあれ?“額”なの?
と思われた方、鋭い!
ワインの年間生産量1位*はイタリア、
ワインの年間消費量1位*はアメリカで、
2位に続くのが実はどちらもフランス。
ワインに力を入れている国はたくさんあるんだなとここで踏まえつつ、生産量も消費量も上の国があるのに輸出額がトップということは…?
そう、🍷高額ワインの宝庫🍷でもあること、これが大きく影響しているかもしれません。
*2018年 O.I.V.(国際ブドウ・ブドウ酒気候)統計データより
フランスには“10”地方、ワイン醸造に向いた素晴らしい産地があります。
特に黒字にした、上記3つの地方(シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ)は人気どころですね。
ネームバリューがあるので、予算が合えばギフトにおすすめ!
“1935”年、フランスでA.O.C.(原産地統制呼称)法が制定。
こちらはワインに関する法案で、もともとは偽物を取り締まる目的で発案されましたが、結果としてワインのクオリティを保証することに繋がっています。
A.O.C.法は、現在、EU共通のワイン法の基礎となっているので、ワインを体系的に理解するために覚えておきたいですね。
ーA.O.C.法、ワイン法があると何がいいんだろう?
初めは私も疑問でしたが、これが消費者にとっても関わりのある事なんです。
例えば“ロマネ・コンティ”。
現在、最安値でも120万円前後と言われる超高級&希少ワインですが、どのワイナリーも商品名に“ロマネ・コンティ”と付け出したらどうでしょうか?
1,000円でロマネ・コンティ、白ワインのロマネ・コンティ、シラーを使ったロマネ・コンティ…定義がないだけで、私たちは表示ラベルから何も判断できなくなってしまいます。
それでもややこしいな、と思ってしまいますが、ワイン法があるからこそ、今の安心して手に取れるワインがあることを忘れずにいたいです(笑)
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