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7年間誰にも言わなかった強迫性障害のこと (2) これまでの経過

発症から現在まで

今回は発症してから現在の状況に至るまでのことを話したいと思います。

私が強迫性障害の兆候に気づき始めたのが、高校3年生の頃でした。

ちょうど受験の時で、おそらく受験への焦り、そして高3という多感な時期、元々神経質な性格であるということなどが複雑に絡み合って発症したと思われます。

発症した当初はおかしいなと思いつつも、病気だとも思いませんでしたし、そう思いたくもありませんでした。

でもその症状がだんだんひどくなってきて、ネットで調べたところ、強迫性障害というのにものすごく当てはまるのに気が付きました。

私はそういった心の病の人の話を聞く心理カウンセラーの仕事につきたいと思っていたので、心の病を抱える人への理解はありましたが、自分自身がそうなることには当時は抵抗がありました。そして自分がそうだと思い込んでしまったら負けであると思い、その病気であることは自分の中で決して認めませんでした。

その当時の具体的な症状は、まずは数字に対する恐怖、いわゆる縁起恐怖と呼ばれるものです。最初は4と9この数字たちを見たときに、死や苦しみの恐怖が湧き、この数字が頭にある時に何か行動したりすると不吉なことが起こるのではないかと恐れ、その行動がたとえば冷蔵庫を閉めることだとすると、頭からこの数字を消し去ってから、もう一度冷蔵庫を閉め、そしてその反復した回数も2回目だと思うと、なぜか2も不吉な数字だと思い始め、3という数字は大丈夫なので大体3回目で行動を終えることができましたが、時にはその3回目の時に今度は数字ではなく「死」や「苦しみ」という単語が頭に浮かんでいたとすると、もう一度、となり、次は4ですから当然ダメで、5回以上、また何十回とすることもよくありました。

もう何言ってるかわかんないですよね。自分でも何やってるかわかりませんでした。頭が完璧主義の極にあって完全に自分の良しとする状態にならないとだめといった感じになっていました。とはいえ、結局完璧でも何でもないのです。

そんなことで、不吉に思う数字も増えてきましたし、数字だけでなく言葉も怖くなり、次に不潔なものに対する恐怖が湧き起こりました。

不潔なものそのものというよりもそれを触った手に不潔なものがまだ付着しているのではないかと不安に思い、何度も何度も石鹸を使って手を洗いました。これぐらいでいいだろうと、蛇口を止めると、いやまだだとなって、また手を洗い出す。そしてさっきと同じようにまた反復した回数もしっかりカウントして、自分が納得する状態になるまで反復を繰り返す。時間も体力もかなり消耗しました。

潔癖症とよく似ていますが、少し違うように私には思えます。私はそんな不潔なものに怯えながらも、私の部屋は十分不潔でした。埃が溜まっているところなどがあっても、平気でいられるのです。つまり、強迫性障害の不潔恐怖というのは単に綺麗好きであるのではなく、ある特定のものにものに対する「綺麗か」「不潔か」というこだわりが極限までいった状態だと思っています。

さてその不潔恐怖ですが、いろんな恐怖がある中でも治りやすいものだと思っています。人にもよると思いますが、一度汚いものを我慢して触りそのままでいるという状況に慣れてしまえば、気になりにくくなったという経験があります。

そんな状況の中一年浪人を経て、大学へ進学します。

大学では臨床心理学を専攻しました。

せっかく臨床心理の方へ進んだのだから自分自身の病気を研究しながら治そうかとも思いましたが、強迫性障害は意識すればするほどひどくなるのではないかという、これもまた症状の一つなのですが、そのためにできませんでした。

なので私は本来、強迫性障害と関わりのある森田療法とか行動療法を研究するべきでしたが、まったく異なる分野の、ユング心理学を学びました。

個人的に森田療法には興味があって、森田療法の本を一冊購入しましたが、ちょっと読んで面白かったものの読み進める気にならず、そのまま今でも本棚に飾ってあります。

そして大学を卒業して現在ですが、まだ症状はあるものの、高校の時の最盛期に比べると、だいぶ良くなりました。

学術的には研究しませんでしたが、生活の中でとにかくこの病気に打ち勝とうと努力はしてきました。

そのため、症状が出た時の対処法や、症状が出にくい状態にするコツなどを習得することはできました。そのコツとやらはまた違う章で共有しようと思います。

そんなことで、だんだん症状に費やす時間や労力が減ってきたことで私は精神的にだいぶゆとりが生まれ始めています。


ということで、今回は発症から現在までの経過をごく簡単に書いてみました。

やっぱり振り返って書いてるとしんどいですねw

書くことを続けられるかわかりませんが、頑張ってみます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。






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