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フィレンツェで食べたジェラート

「ジェラート」といえば、映画「ローマの休日」
オードリー・ヘプバーン演じるアン王女がローマのスペイン階段で食べるシーンを思い浮かべる方もいるのでは?

その「ジェラート」はフィレンツェ発祥ってことをご存知だろうか?

せっかく「ジェラート発祥の地」フィレンツェにいるのだから「食べないわけには」ということではないのだが、1ヶ月ちょっといれば何度か食べる機会があったので紹介したい


☆Gelateria La Carraia(ジェラテリア・ラ・カッライア)


フィレンツェの名所、アルノ川にかかる「Ponte Vecchio(ヴェッキオ橋)」から下流へ向かって2つ目の橋「Ponte alla Carraia(カッライア橋)」を左岸へ渡ってすぐの右手角にある「Gelateria La Carraia(ジェラテリア・ラ・カッライア)」

こちらのお店は「学生が言うに、フィレンツェではla Carraiaのジェラートが美味しいそうです」とイタリア語の恩師から教えていただいた

橋の名前と同じく「Carraia(カッライア)」と付くので覚えやすい

お店のある付近は「サンフレディアーノ地区」と言って、職人さんが多くいるエリア 私は以前、短期留学で通ったお店がこの近くだったので懐かしくて散策した帰りに立ち寄ってみた

店内に入るとショーケースにはカラフルなジェラートがたくさん

どれも美味しそう〜
見せ方が上手いよね、食欲そそる

どれも美味しそうで目移りしそうだが、初めてのピッツェリアでは「マルゲリータ」を頼むのと同様に、初めてのジェラテリアでは「ピスタチオ」「レモン」「ヨーグルト」あたりをいつも頼むので例に漏れず、「ピスタチオ」は決まり!
2つ味を選べるのでもう一つは「ヘーゼルナッツ」にしたと思う(もう半年も前のことなので記憶が曖昧)

ちなみに1番小さなカップで2つの味、2.5ユーロ(約330円)!リーズナブル〜〜〜(コーンにしても同じ価格だったと思う)

店の前に座れる場所があったので、座らせてもらって食す(席料は特に言われなかった)

美味しい〜

お店は列ができるほどではないが、コンスタントに客が来る感じだったので暑い時期はきっと混雑するだろう(私が行ったのは10月)

フィレンツェの観光客で賑わうような場所にあるジェラテリアでは「ぼったくられる」「ぼったくられた」などと聞いたりするが、ここは良心的なお店かつ美味しかった

再訪した時に食べたジェラート

ヴェッキオ橋から少し歩くが、美味しいジェラートを安価にいただけるのでおすすめだ

☆Badiani Gelateia Pasticceria (バディアーニ・ジェラテリア・パスティッチェリア)


1932年創業のフィレンツェでも老舗のジェラテリア

Novellaのバイクの後ろに乗せてもらい、観光地ではないフィレンツェを案内してもらっている途中、「私が学生時代、学校帰りによく立ち寄ったの」と連れてきてもらった

私が行った店舗はフィレンツェの観光地からはちょっと離れているので来にくいかもしれないが、中心地ではない分、お店も広くて綺麗

お店オリジナルのチョコレートやヌテッラなども売られていた

店舗の奥にはテーブルと椅子のあるエリア、その手前にスタンドでコーヒーやドルチェなどを楽しめるBarもある

ジェラートも種類が豊富だ

Novellaのおすすめは「Buontalenti(ブォンタレンティ)」と言うことで、1つはブォンタレンティにしてもう一つは珍しく「栗」を選んだ(ピスタチオとかいつも頼むものではなく)

手前の白いのがブォンタレンティ

このブォンタレンティは400年以上も前のレシピをもとに作られたジェラートで「バディアーニを象徴するジェラート」と言われている

“クリーム・ミルク・砂糖・卵から作られるジェラート“
16世紀に活躍したフィレンツェの芸術家・Bernardo Buontalenti(ベルナルド ブオンタレンティ)に敬意を表し、フィレンツェ中の職人たちが招待されたコンテストが、1960年代にフィレンツェで開催されました。Badianiは16世紀にベルナルド・ブオンタレンティ自身によって初めて作られたとされる、特別でシンプルなジェラートを再現して出品します。Badiani が出品したミルクジェラートは、フィレンツェの人々とジェラートを愛する全ての人から高く評価されたことで入賞を果たし、偉大なる芸術家である「Buontalenti」を名乗ることが認められました。
今なおフィレンツェをはじめとする多くの人々から愛され、どのショップでも1番の人気を誇っています。

バディアーニ・ユーハイムHPより引用

ブォンタレンティはあっさりしていてしつこくない、栗も甘すぎず栗の風味があってどちらも美味しかった!

そして店名に「Pasticceria(パスティッチェリア/お菓子屋)」とついているのでジェラートの他にドルチェ(スイーツ)も充実

大小様々なドルチェ
ホールケーキもある

ジェラートだけじゃなくアイスバーとかクッキーサンドアイスとかバラエティに富んだメニューが豊富にあった

全部食べてみたい!
クッキーサンド好きなんだよね

ちなみにフィレンツェの中心街にもう1店舗あるので観光の合間に「Badiani Gelato Firenze(バディアーニ・ジェラート・フィレンツェ)」でブォンタレンティを食べるのも良いかも 価格はNovellaにご馳走になったのでわからないけどぼったくられはしないと思う(老舗ですから!)

◇Badiani Gelato Firenze地図

◇Badiani Gelateia Pasticceria HP

そしてなんとこの「Badiani」、バウムクーヘンで知られる日本のユーハイムがライセンス契約を結んで2023年7月1日にユーハイム神戸元町本店でショップインショップとしてオープンしている(2024年4月現在は京都と名古屋にもある)

フィレンツェまでいかずして神戸・京都・名古屋で味わえるとは!(早く東京にもお店できないかな)

☆Cioccogelateria Venchi(チョコジェラテリア ヴェンキ)


今や日本国内に13店舗あるイタリアの老舗チョコレート店「Venchi(ヴェンキ)」は1878年創業トリノのチョコレートブランドだがフィレンツェにも数店舗あって今回はフィレンツェ中央駅(ホームのある側)にあるVenchiでジェラートを食べた

高級感漂う店舗は日本と同じ雰囲気

日本だと「高級」すぎて利用できない私でもイタリアだと「気軽」」に利用できるのはその価格!

どんなに「円安」であろうと、やっぱり日本よりも安い・・・
チョコレートバー(板チョコ)1枚にしても1枚が5€(約820円)〜! 日本だと1枚が税込みで1620円〜なので約半額

イタリアのVenchiの会員になるともっとお得に利用できるので登録した

そしてジェラートはというと、流石にチョコレート店だけあってチョコレート系のジェラートの種類が豊富だ

もちろん定番のフルーツの味もある

小さいコーンで2つの味が選べて3.6€!(約590円/日本だと同サイズで864円)

「Venchi」ファンなら食べるでしょ〜!!と言うことで

チョコレート系のジェラートを2つチョイスした

ちなみに丸いチョコレートはサービスでついてくる
「つける?」と聞かれるので二つ返事で「Sì(スィ)!」と応えよう!

お味は言わずもがながな。。。超おいしい!
日本でも味わえるが、この価格て味わえるのだからフィレンツェのみならずイタリア国内出「Venchi」を見かけたらぜひ食すべし

「Venchi」がいかに「高級」なのか日本の公式HPを貼っておく(笑 ベルギーの高級チョコ「ゴデ○ィバ」よりも高級かも?

以上、フィレンツェで私は食べたジェラート3つをご紹介
うち2つは日本国内でも食べられないわけではないが、価格を考えるとフィレンツェに来たならば、イタリアに来たならばである

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