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トリノへ⑦

トリノ3日目、初対面の結夏さんの案内でカプチーニの丘とカプチーニ教会へ行くことができた 素敵なPasticceriaで可愛らしい「パスティッチーニ(小さなお菓子)」もいただいた

後半、Lucaと愛犬Jangoも合流してポー川沿いからヴァレンティーノ公園を散策、結夏さんと別れた後、アペリティーヴォへ

この日はハロウィンだったので公園では仮装した子供たちが親御さんの見守る中、楽しげに走り回っていた

小さな子供を見るときのLucaの表情はとても優しい だけどその優しい眼差しの奥にすこ寂しそうな表情が垣間見える


☆アペリティーヴォ(食前の軽食)


Lucaの家からさほど遠くないところにあるというお店でアペリティーヴォをすることに

なんだかわからないままに進められたアルコールは「アペロール」というリキュールの炭酸割りで、ちょいほろ苦甘い イタリアの食前酒としてポピュラー

おつまみの盛り合わせ

これがまたボリューミー! ちょいちょいJangoに分けてあげてた(「いっぱいあげたらダメだけどね〜」って言いながら)

Jangoと同じ犬種を実家で飼っているという店員さんが嬉しそうにJangoを触って、写真を撮っていた

Jangohおじいちゃん犬なので動きもゆっくりだし、吠えたりしないので一緒にいても安心だ とてもお利口犬

アペリティーヴォなので本来ならこの後「夕飯」となるのだが、正直「腹パン」
どうしよう・・・と思っていたら、Lucaも同じだったみたい(笑

それで、LucaとJangoとはここでお別れ 
2日間、お世話になりました 初めてのトリノはLucaと結夏さんのおかげで充実だった

☆夜のトリノの街


1人になった私は再びポー川沿いへ
ライトアップされたカプチーニ教会

グラン・マードレ教会

昼間とはまた違う印象

家路に向かう車で渋滞

ここからトラムに乗りますか?! いえ、歩きます(笑
ということでグラン・マードレ教会を背にどんどこ歩いて行く

「ラ・モーレの塔」の尖塔が見える

通りのイルミネーションも綺麗

よく見たら男女の形したネオンが頭で繋がってる

何度見たか、「トリノ王宮」

☆夜も賑わうチョコレート祭り「CIOCCOLATO」


夜のサンカルロ広場、「CIOCCOLATO」の会場

時間にして19時前後だろうか、まだこれから混雑しそうな雰囲気だった(ハロウィンだし)

何か買おうかな〜と店を見て回る

写真右側、チョコレートでできた「ラ・モーレの塔」
めっちゃでっかいジャンドゥイオットが乗ってる

結論「ありすぎると選べない」(笑
それに荷物になるし、帰国前には「Venchi」で買いだめするしね、ということでホテルへ向かう

ポルタ・ヌォーヴァ駅もライトアップが綺麗(まるでルミナリエ!)

☆トリノ最後の晩餐


駅のスーパー「エッセルンガ」で調達(エッセルンガに始まり、エッセルンガに終わる)

これが1番(笑 経済的だし帰りの心配がないし気楽

地図に訪れた場所を書き込みつつ、トリノ最終日(フィレンツェへ移動の日)に残された時間で見残している場所を確認して就寝

☆トリノ最終日、道に迷う


早くに目覚めて朝食開始時間には食堂へ
朝食を済ませて荷造りしてチェックアウト、荷物だけ預かってもらう

前夜に地図を見て行きたい場所をインプットしたままに歩き始める

通勤の人もまだいないポルティコ、すごく絵になる〜

と、どんどん歩いていき反対方向に歩いていることに気づいたが引き返すのも悔しい!だから軌道修正してGoogleMapとに歩いていく

とにかく「ポー川」まで出たいのだが、かなり違った方へ歩いていて

前日、みんなで歩いたヴァレンティーノ城に辿り着いた(笑

真反対の方向へ歩いていたので遠回りする羽目に カプチーニの丘とカプチーノ教会

イタリアでは珍しい「銀杏の木」があって、「あの匂い」すら懐かしい

ポー川越しにグラン・マードレ教会(木に隠れてるが)

予定の1.5倍の時間をかけてようやくお目当ての場所に

◆Casa Scaccabarozzi(カーサ・スカッカバロッツィ/スカッカバロッツィの家)

「ラ・モーレの塔」と同じくアレッサンドロ・アントネッリが設計した建築物 で「Palazzo Fetta di Polenta(パラッツォ・フェッタ・ディ・ポレンタ)」とも呼ばれる

ちなみに「Palazzo(=宮殿)Fettta(=スライス) di(〜の) Polenta(=ポレンタ)」でPalazzo(宮殿)ではちょっと大袈裟な気もするが「宮殿」は省いて「ポレンタスライス」と言われているようだ

なぜ「ポレンタスライス」と言われるかというと、この建築物の見た目からきている とうもろこしの粉を粥状にした「ポレンタ」という食べ物がイタリアにはあるが、建物の外壁の色がポレンタの「黄色」と似ているからだとか 

まるでポレンタをスライスしたかのような「スカッカバロッツィの家」は、1番狭いところで幅わず54㎝で、日本で言うと頃のまさしく「狭小住宅」

設計したアレッサンドロ・アントネッリがここに建物を建設すべく、隣接した土地も購入しようとしたが購入できず、この狭いスペースしかなかったのだとか それでもアントネッリは諦めずに限られたスペースに建物することにしたため、この狭小住宅が生まれたのだとか(なんか、建設途中から傾き始めていたのに完成させてしまったピサの斜塔を思い出した)

1840年に4階建てで建設され、その後さらに2階追加、最終的に1881年に現在の最上階が追加されて9階建てとなった

当時「不可能」と言われた高層住宅をこの狭いスペースに建てるというアントネッリの挑戦的建築物「ポレンタスライス」を見た後 、「ラ・モーレの塔」を見てアントネッリの建築家としての才能がどれほどすごかったのかわかった

☆ポルタ・ヌォーヴァ駅へ


途中まで頑張って歩いたがホテルに預けた荷物を受け取りに行くことを考えたら、そろそろ時間がやばい、、、ということでトラムに乗る

今は本当に便利でGoogle Mapで経路を検索すると「どのトラムに乗ればいいか」「停留所はどこか」までわかるのでありがたい

無事に荷物を受け取ってポルタ・ヌォーヴォ駅へ

列車の時間まで少しあったの 駅二階のショッピングエリアへ足を運ぶ

明るくて綺麗

お目当てはスターバックス!(笑 

だいたいどこのスターバックスも列になってる

買っている暇はなかったので、ただ見ただけだが写真を撮って満足

そして列車に乗車 ネット予約の時に車両の選択をし忘れていて帰りは2等車
ビジネスクラス 、1等車の座席に比べたら高級感はない

空いていたのでのんびりできた

もちろん飲み物もスナックの提供もないので、ランチは持参したものを

ちなみにランチはホテル朝食で失敬してきたクロワッサンにハムとチーズを挟んだもの

これだけで十分美味しい 必要以上に欲張ってもらってくるのはどう思うので、この投稿を見て「真似よう!」と思った方がいたら「必要最低限」の量にとどめていただきたい

車中でランチをとって約3時間、フィレンツェに着いたらPaoloたちが車でピックアップしてくれて帰宅となった

そして思った

フィレンツェ以外のイタリアも楽しいが「ホッとする」のはフィレンツェだなぁ、と

3泊4日のトリノ旅行、これにて終了 「魔法の都市トリノ」は別途!

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