柿内 正午

現在地: https://akamimi.shop/ ■この場所には愛想を尽かしてま…

柿内 正午

現在地: https://akamimi.shop/ ■この場所には愛想を尽かしてます。自分の場所は自分で作ろう。

最近の記事

【上演テキスト提供】2023年6月23日(金)〜25日(日)『NEO表現まつり』辻村優子「ほぐしばい〜実話怪談編〜」

https://noruba.net/neo-hyogen-festival/ 荒川区西尾久にあるシェアアトリエ「円盤に乗る場」がお送りする芸術祭『NEO表現まつり』。柿内は辻村優子さんのパフォーマンス「ほぐしばい」の上演テキストを書きました。 🛸会期 2023年6月23日(金)〜25日(日) 🛸会場 円盤に乗る場 おぐセンター2F サロン梅の湯 「ほぐしばい」は、俳優・辻村優子さんによる見ているだけで体がほぐれる演技体の探究だそうです。友田とんさんの「読むと肩凝りの

    • 6/11(日)13:00 蟹の親子&柿内正午「日記から始めるおしゃべり会」@本の栞(神戸・元町)

      ■日時 2023年6月11日(日)13時開始 ■料金 1500円+ワンドリンクオーダー ■ところ 本の栞  〒650-0022  神戸市中央区元町通4丁目6-26  080-3855-6606  https://honnosiori.buyshop.jp ■ご予約 furuhonnosiori@gmail.com こちらのメールアドレスに「予約のお名前/人数/電話番号」を記載の上ご連絡ください。 ■説明文 神戸・元町の本屋、本の栞にて日記を巡るおしゃべり

      • 6/10(土)19:00 スズキナオ×柿内正午「日々をななめに読み替える」『会社員の哲学 増補版』刊行記念トークイベント@スタンダードブックストア(大阪・天王寺)

        会場 スタンダードブックストア2Fギャラリー 日時 2023年6月10日(土)19:00~ 20:30頃終了予定 出演 スズキナオ、柿内正午 チケット ¥1,650 ご予約はこちらから! →https://standardbook.thebase.in/items/73922259 文筆もする会社員・柿内正午が「人文の香りがしつつ、働くことについて等身大で考えるようなエッセイを書きたい」という思いで2021年に制作したZINE『会社員の哲学』。その増補版を今年の5月に刊行

        • ごきげん雑駁③

          読書記録を観ればすぐに嘘だとわかるのだけど、ここ一か月くらい本が読めていなかった。 ほとんどの時間を家で過ごす日々が始まってからこっち、めちゃくちゃに読むぞ~と張り切りすぎたからかもしれないし、じっさい好きなだけ読んでいいとなると読まないのかもしれない。むしろ隙間時間を何とか見つけてはむきになって読んでいたほうが読めるようだ。 とにかく僕にとって読書とはただ楽しいことなので、楽しい以外の、例えば読了への義務感だとかそういうので読むのはもう読めていないのと一緒で、文字に疲れた

        【上演テキスト提供】2023年6月23日(金)〜25日(日)『NEO表現まつり』辻村優子「ほぐしばい〜実話怪談編〜」

        • 6/11(日)13:00 蟹の親子&柿内正午「日記から始めるおしゃべり会」@本の栞(神戸・元町)

        • 6/10(土)19:00 スズキナオ×柿内正午「日々をななめに読み替える」『会社員の哲学 増補版』刊行記念トークイベント@スタンダードブックストア(大阪・天王寺)

        • ごきげん雑駁③

        マガジン

        • ZINE アカミミ
          25本

        記事

          ごきげん雑駁②

          本屋B&Bに続き、H.A.Bookstore のオンラインストアでもPDF販売が開始しました! ごきげんなサバイブを模索する雑誌『ZINEアカミミ』の第二号をリリースしました。特集テーマは「ごきげん」です。 昨年11月の文学フリマ東京で創刊号を発表し、その打ち上げの席ですでにこの特集テーマに決まっていましたが、いまこの状況の中で、自分で自分の「ごきげん」をとっていくためにはどうすればいいのか、という問いはアクチュアルなものになってしまったように思います。 以下の文章は寄

          ごきげん雑駁②

          ごきげん雑駁①

          ごきげんなサバイブを模索する雑誌『ZINEアカミミ』の第二号をリリースしました。特集テーマは「ごきげん」です。 昨年11月の文学フリマ東京で創刊号を発表し、その打ち上げの席ですでにこの特集テーマに決まっていましたが、いまこの状況の中で、自分で自分の「ごきげん」をとっていくためにはどうすればいいのか、という問いはアクチュアルなものになってしまったように思います。 以下の文章は寄稿者の皆さんに共有していた、編集長柿内の「ごきげん」にまつわる雑駁な覚書です。書かれたのは今年の始

          ごきげん雑駁①

          『ZINEアカミミ 第二号 特集:ごきげん』が出ました!

          おのおのの「ごきげん」との向き合い方を問う雑誌、『ZINEアカミミ 第二号』が本屋B&B のオンラインストアにて、販売開始です! 合わせて創刊号のデジタル版もリリースしました。ぜひー。 ーーー ◼︎第二号巻頭言 僕たち夫婦はよく「ごきげん」という言葉を使う。 創刊号の巻頭にエッセイを寄せてくれた渋木すずさんと一緒に『ごきげんに生きる』と銘打ったお芝居の発表会を企画したこともある。 いつか床子さんは僕たちとサンリオ・ピューロランドにお出かけしたとき、僕らの「ごきげん

          『ZINEアカミミ 第二号 特集:ごきげん』が出ました!

          楽しさの解釈戦略

          「元気、出ろ」と思いながら、読んだり書いたりしました。別にむりに明るく振舞ったり、本を読んだり、スタンスを表明する必要なんて微塵もないのだけど、元気はないと命にかかわるので、僕は僕の元気の出し方で僕の元気をなんとかします。誰かの元気の助けになったら嬉しい~ これはべつに「みんなに元気を!」と押し売りしたいわけではなくて、みんなって誰だしって感じですし、そういうのすごく嫌い。元気もいまは出したくないという人はそれがいい。 僕は嬉しさや元気というものは早い者勝ちの消費財ではな

          楽しさの解釈戦略

          2020年2月の読書記録

          【読了】 堀越英美『不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか』(河出書房新社) 能町みね子『結婚の奴』(平凡社) 能町みね子『お家賃ですけど』(文春文庫) 犬養道子『お嬢さん放浪記』(角川文庫) ボラーニョ『通話』松本健二訳(白水社) エンリーケ・ビラ=マタス『バートルビーと仲間たち』木村榮一訳(新潮社) 楳図かずお『半魚人』(朝日ソノラマ) 高野文子『ドミトリーともきんす』(中央公論新社) 保坂和志『未明の闘争』(講談社) 宮崎駿『風の谷のナウシカ』1~

          2020年2月の読書記録

          2020年1月の読書記録

          【読了】 仲西森奈『起こさないでください』(さりげなく) 斉藤倫/高野文子『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』(福音館書店) 岸本佐知子/三浦しおん/吉田篤弘/吉田浩美『『罪と罰』を読まない』(文藝春秋) ダニエル・クロウズ『ペイシェンス』高松和史訳(PRESSPOP INC.) カナイフユキ『ドミナントストーリー ─わたしは男の子─』 ルチャ・リブロ『りぶろ・れびゅう1』 滝口悠生『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』(NUMABOOKS) 野

          2020年1月の読書記録

          年始の挨拶

          昨年は「家がほしいぞ」と公言し始めたり、プルーストを読む生活を本の形にしたり、さらにはプルーストとの日々が一区切りついたりもして、たいへん楽しかったです。『ZINE アカミミ』の校了時、こんないいものを作ってこれから大変なことになるな、と思ったものですが、むしろ思いがけないところまで連れて行ってくれたのは『プルーストを読む生活』のほうだったりして、わからんもんだな、というか、思うようにはいかないな、と面白く思っています。『ZINE アカミミ』はこれからも何かしらの形で売り続け

          年始の挨拶

          始まる

          『プルーストを読む生活1 第一篇 スワンからゴモラまで』の増刷に伴い、H.A.Bookstore さんの読みものサイト「H.A.BノWEB」に寄稿しました。 来春からの『H.A.Bノ冊子』での連載の第0回という位置付けです。そう! 『H.A.Bノ冊子』に読み物を書くことになったのです。めちゃくちゃに嬉しい。この冊子のおかげで僕は與那覇潤『知性は死なない 平成の鬱をこえて』(文藝春秋)を手に取り、タペを知り、ルチャ・リブロを知り、さらには紙を折ったり切ったりすることの大変さに

          2019.12.18

          洗面台をぴかぴかに磨く奥さんの後ろに立って、『2666』を読み聞かせていた。 で、あんたは誰で、どうやってここまでやってきたんだ? とアマルフィターノは訊いた。そんなことを説明しても意味はない、と声は答えた。意味はないだって? とアマルフィターノは言い、声をひそめたまま蚊のように笑った。意味はない、と声は言った。ひとつ訊いていいかな、とアマルフィターノは言った。訊くがいい、と声は言った。本当にあんたは僕の祖父の亡霊なのか? 何を言い出すのかと思えばそんなことか、と声は言った

          『ZINEアカミミ 創刊号 特集:家族』

          「家」とは何か、生活のもっといいやり方があるんじゃないか。 そういうことを雑駁に考えるZINEを創刊します。 エッセイ、日記、インタビュー紀行、論考、映画批評…… この創刊号では、さまざまなスタイルで、いまよりも楽チンでいい感じの「家族」のあり方について考えます。 編集:柿内正午、山岸大樹、踊るうさぎ 執筆者一覧:渋木すず、望月友子、いつか床子、柿内正午、踊るうさぎ、山岸大樹、カゲヤマ気象台、川本瑠 and more 本文 66ページ 文フリ価格 800円 11月

          『ZINEアカミミ 創刊号 特集:家族』

          日記「プルーストを読む生活」が本になります

          毎日読んで毎日書いた日記を本の形にしました。 11月24日の文学フリマ東京で頒布します。 https://bunfree.net/event/tokyo29/ 『プルーストを読む生活1 第一篇 スワンからゴモラまで』 ネ-14 (評論|サブカルチャー) 柿内正午 書籍|文庫判(A6) 本文 388ページ 文フリ価格 1400円 うっかり神保町で『失われた時を求めて』ちくま文庫版全10巻セットを買ってしまった。5500円で。せっかく買ったので毎日読んでいる。せっかく読んで

          日記「プルーストを読む生活」が本になります

          「雑居ハウス」というのはどうだろうか

          「雑」。 無責任に大きなスケールで放言すると、いま世の中には「雑」が足りないのではないか。 ググってみるとこう出てくる。 ざつ 【雑】 《ダナ》やりかたが念入りでなく、大ざっぱなこと。 「仕事が―だ」 ざつ 〖雑〗 (雜) ザツ・ゾウ(ザフ) まじる・まじわる・まじえる 1. いろいろなものが入りまじっている。まじりけがある。まじる。 「雑種・雑食・雑居・雑炊(ぞうすい)・雑魚(ざこ)(じゃこ)・複雑・夾雑物(きょうざつぶつ)」 2. 多くのものが統一なく集まっている。 「

          「雑居ハウス」というのはどうだろうか