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再編集 : 「両親をそれぞれ失って」シリーズ

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2018年にアメブロに書き綴った記事を再編集、加筆修正してアップしているシリーズです。本シリーズは主に私 横山亜美が2012年から2018年にかけて父と暮らしていた6年間の体験に… もっと読む
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記事一覧

Part9 : 【燃え尽き症候群】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part9 : 【燃え尽き症候群】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

1月もきづけば2週間過ぎようとしています。今年は例年と違いあっという間に過ぎて行く毎日で、気づけば2月となっていそうな予感しかしませんが…明日からようやく姉 令奈の2週間の待機期間も今日で終わり。
これからの2週間に対して、いろいろな期待を抱えつつ、本日もシリーズの更新をさせていただきます。

今回は日本に帰国してからの1年間の出来事を振り返ります。
2014年10月に開催したデビューリサイタルか

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Part8 : 【介護保険の申請→クレモナへ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part8 : 【介護保険の申請→クレモナへ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

「イタリアへ3ヶ月だけ戻って、卒業試験とコンクールで、好成績をもぎ取る」

という、乱暴な書き方で本日の投稿も始まりました、2年前に書いていた記事を再編集しアップしていくシリーズ。

2013年の春先に短期決戦でクレモナへ行くことを決め、それを目標にして動き出した私、というところで前回は書き終えました。

今回も、まずは2年前当時の記事の引用からどうぞ。

3ヶ月間
私がイタリアで安心して滞在する

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Part7 : 【ヤマアラシのジレンマ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part7 : 【ヤマアラシのジレンマ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

2年前に私が書いていた記事を再編集してアップしていくシリーズ。

本日は親子の葛藤がテーマとなります。

そして今回も読み手側は大変だと思います。

心構えを持ってして、お臨みください。





前回「母の美化した話を聞くのが耐えられなかった」という文章が登場していたと思いますが、今回はその点に言及していた過去の記事を取り上げていきます。

当時、耐えられなかった理由をこんなふうに書いており

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Part6 : 【どうしてお父さんじゃなかったの】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part6 : 【どうしてお父さんじゃなかったの】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

2年前に私が書いていた記事を再編集してアップしていくシリーズ。

2012年の春先、日本に帰ることを決意をし、父の最後を見届けるまでは日本を離れない、そのように決意したところからその後、今日のお話は始まります。

父への感覚はまだ複雑であるのに変わりはありませんでしたが、「母のため、家族のため」と自らを奮い立たせ、もやもやを抱えながらも必死に行動へ移していく、そんな時代です。

※今日は、母が旅立

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Part5 : 【決意のきっかけ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part5 : 【決意のきっかけ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

2年前に私が書いていた記事を再編集してアップしていくシリーズ。

父と娘、親子の闘いが始まる、今から見ればもう9年も前に遡る話なわけですが、2018年当時の私の思いと合わせながら、感じていたことを追っていきます。

このあたりの記事を書いていた私は、冒頭にこんなことを書いていました。

ここからは、いまより6年と少し前のお話です。
実のところ、若干苦しみながら書いております。

たぶん、私の音楽家

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Part4 : 【父と娘を繋ぐ存在】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part4 : 【父と娘を繋ぐ存在】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

2年前に私が書いていた記事を再編集してアップしていくシリーズ。

今日は私が10代後半から20代初めだったころの時代の話。

父に対して「なんとなく距離を開けていたい存在」という心理的距離感を持っていた当時の話です。

あまりにも厳しい教育や指導、正論を語るかと思いきや、突然理不尽なことを要求してくるそんな父への不信感、恐れ、不安。

自分の中で消化できない感情が渦巻いたまま、そのままイタリアへ渡

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Part3 : 【昔の父のイメージ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part3 : 【昔の父のイメージ】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

2年前に私が書いていた記事を再編集してアップしていくシリーズ。

まず、
父からヴァイオリンのレッスンを受けていた時代から幼い頃から中学生の頃までの体験を通して、父のことに触れていきます。

当時の父の姿のイメージというのは
私の記憶に残っているものから表現すると

「モンスター」、という一言だったかなと思います。

なぜ、そんな印象を持つようになったかというと

それは、父のヴァイオリン教室での

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Part2 : 【横山莞五】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

Part2 : 【横山莞五】2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版

2年前に私が書いていた記事を再編集してアップしていくシリーズ。

いよいよ始まりました。

今日は以前書ききれなかったことのうちの一つで
最初に書き起こそうかなと思うものがありまして。

そもそも
「父 横山莞五」とはどういう人物だったのか。

母は演奏家でしたので、まだ情報は出回っていたかと思いますが、
父に関しての情報はなにぶん少ないかと思います。

というわけで、

彼の経歴を昔実際に使って

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新シリーズ : 2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版、はじめます

新シリーズ : 2年前に書いた「両親をそれぞれ失って」加筆修正版、はじめます

Noteへのシリーズ投稿は実に半年ぶりとなります。
皆様ご無沙汰しておりました。

この半年の間
私や私の家族の状況に、加速度的な変化がありました。

2020年は「耐え忍ぶ」年であったとすれば
2021年は「飛躍」の年になるのではないか、
そんな期待を寄せながら、

追われるように過ごしてきた日々も少し落ち着き、今は静かに年末を過ごしております。

さて、いよいよ私の姉 横山令奈が日本に帰ってき

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