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父と1年ぶりに会った。 父が趣味ではじめたことに お祝いすることがあったので 上京してき…
夢ってあるかな。 夢を書こうみたいなこと、 「わたしの夢」みたいな作文は 大の苦手だった…
12022021001 徒然なるままに。 くれよ 音楽をくれよ 刺さる音楽をくれよ 胸に刺さる音楽をく…
あたりには人影がなく、押しては退く波の音が響いていた。風の音が僕をゾワゾワと煽って、裸…
あの子が出ていった。 お兄ちゃんさえ家にいてくれたら、あの子がどこへ行こうが 私の知ったこ…
僕は湿気が苦手。 だから梅雨時期は堂本剛並みに正直しんどい 高い湿度の空間内では身体がムズ…
開けてみても書く事が出来ない いつもの道を歩いてみても いつもの景色が広がるばかり 田んぼの中を走る電車も うっすら見える星も 高い所で輝く月さえも ただの景色として流れて行く 幾つかの言葉やその羅列が浮かぶも 池の中の波紋の様に ただ広がり揺らめいては消えた 何を書いているんだ 何を書きたいんだ 誰が望むというのだ 誰の為だというのだ 肯定と否定の声が トンネルの中で反響しては 互いをぶつけ合い掻き消してしまう いったい何を書いたのか 紙の上なら捨てていただろ
冬の雨は嫌いだ。 私は【踏んだり蹴ったり】という言葉を 【冬のザーザー】とよんでいるくら…
格好なんか付けてなくても “カッコイイ”生き方をしていたら 何もしなくても “カッコイイ”…
婆さんには感謝しちょる。 婆さんは、朝四時に起きて作業を始める俺のために、毎朝三時に起き…
弓兵たちが放つ矢のようなSNS 何本刺さろうが私はタップを止めない。 右肩を貫通しても歩み…
溜め池の近くにいる鳥 名前も知らず種類も分からない いつも孤独にたたずんでいる こちらに気…
書店で蝶を買った。新しい本と一緒に。 茜色や菫色に彩られたその羽根は、光が当たるとキラキラと深く輝く。 それは紙で作られた蝶だった。 と言っても、ちゃんとパタパタ飛び回るし、花の蜜も吸う。 少し羽根が破れやすいことを除いては、普通の蝶と何ら変わりはない。 蝶は僕の栞であり、読書記録であり、コレクションだった。 蝶を買ってくるとまず、透明なビニール袋から丁寧に取り出して、光に透かしてじっくりと眺めてみる。 紙の羽根は薄いけれどもしっかりしていて、不思議な光沢がある。