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演劇人必読「チョコレートコスモス」【読書感想文】

恩田陸さんの「チョコレートコスモス」という本をご存知でしょうか?




演劇とそれに立ち向かう2つの才能のお話




この本を初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。


本で文字を追っているはずなのに、わたしの脳ではありありとオーディションの映像が映し出されている。

本を1冊読み終えたあとの疲労感は、まるで公演を1本見終わったような

そんな心地よい疲労感があります。



演劇をやってる方も、その世界に興味がある方もオーディションに立ち向かう彼女たちの才能をぜひ読んで欲しいです。



あらすじ 
 無名劇団に現れた一人の少女。天性の勘で役を演じる飛鳥の才能は周囲を圧倒する。いっぽう若き女優響子は、とある舞台への出演を切望していた。開催された奇妙なオーディション、二つの才能がぶつかりあう!   (KADOKAWA 引用  https://www.kadokawa.co.jp/product/201101000515/ )


ページをめくる手が止まらない


ページ数576ページ(文庫版)

わたしは半日で読み終えました。


最初から最後までページをめくる手が止まらない


彼女たちは本の中の登場人物ではなく、

わたしの脳内ではしっかりと生きていました。

台詞を言う前の一瞬の呼吸音までもが聴こえてきそうなそんな臨場感


難題な課題にどう答えるのか

彼女たちの出した答えには圧倒されっぱなし。


本をめくる度に彼女たちのファンになってる自分がいました。



オーディションは「選ばれる 」「選ばれない」の残酷な世界

その中で「選ばれる」のはどういう人間なのか


「有名女優」と「無名の少女」

全然違う境遇の2人の主人公がどうやってオーディションに挑むのか


それを読んで、、、いや体感して欲しいです。





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