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トンデモ情報の行く末は。

前回、栄養の情報は安易に発信しないでほしい、という記事を書きました。
まだ読んでない方はこちらから先に読んでくださいね。

今回はその続きです。

現場で起こっていること

「糖質さえ制限すれば、他のものはいくらでも食べていいんでしょ?」
「マヨネーズは卵と酢だからいくらでも食べて良い」
「マーガリンはよくないんでしょ?だからバターをたくさん使ってるの!」
「体にいいと聞いたのでオリーブオイルを毎食スプーンで1杯ずつ飲んでいます」
「あんぱんの糖質はコーヒーを飲むとチャラになる」
「Youtubeで白い3悪魔がどうのって・・・」
「長生きするには肉がいいんでしょ?」
「痛風にはビールがダメなんでしょ?だから焼酎に変えた」

私は管理栄養士として8年ほど働いていますが、毎日のようにこのようなコメントや質問をいただきます。
情報源をたずねると、テレビ、雑誌、知人、など。
私がお話しするのは60代以上の方が多いのでインスタなどのSNSは今は話題に出ませんが、それもそのうち聞くようになるだろうと思っています。

で、何が言いたいかというと、患者さんとお話をするときにかなりの時間をトンデモ情報の訂正に使わなければならない場合があるということです。

セーターを編みたいのに毛糸が絡まっていたら、まずはそれをほどくところから始める必要がありますよね?時間も手間もかかります。
もちろん大事なことですし、患者さんのためになると考えているので手を抜くことはありません。しかしこの時間がなければ、もっと患者さんのお話を聞けるのでは?話を短時間で終わらせることができ、患者さんの負担を減らせるのでは?と感じてしまうことも正直あります。

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