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管理栄養士が解説!一汁一菜実際どうなの?気をつけたいポイントと取り入れたいマインド

「一汁一菜でよいという提案」という書籍をご存じでしょうか。

この本は2016年に発表された料理研究家・土井善晴氏の著書です。
発売当初大きな反響があったので、書籍を手にしていない方でも「一汁一菜」というワードを耳にしたことがあるかもしれません。

発売されてすぐこちらを手に取った私も、当時は新婚ホヤホヤ。ちょうど毎日の献立に頭を悩ませていた時期でした。読み終わった時、驚くほど心が軽くなったことを覚えています。
土井先生すんごく優しいの。

しかし同時に、管理栄養士として「これでいいの?」と感じる部分もなかったわけではありません。

こちらの一汁一菜は本のタイトルにあるように、あくまで”提案”です。さらに後述しますが、一汁一菜というのは「システム」「思想」「美学」であり、栄養学的に正しいと主張しているわけではありません。なので「栄養学的には〜」と解説するのはいくらか無粋に感じられるのですが、やっぱり気になるので今回書いてみることにしました。

それでは、土井先生に大きな大きなリスペクトの気持ちを込めてお送りします!!


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