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図書館で借りた面白本:懐かし楽しい2冊を紹介!

前回に引き続き、図書館で先日借りてきた本を紹介します。今回紹介するのは、懐かしさが一周回って新鮮な「日本懐かしおまけ大全」「平成レトロの世界」の2冊です。自分が生まれる以前の話って異世界を見ているようで、幅広いテーマのレトロ関連書籍を読めば読んでいくほどもっと深く知りたくなりますね!

日本懐かしおまけ大全

昨日紹介した「日本懐かし文房具大全」と同様、タツミムックの日本懐かし大全シリーズからの1冊です。小さなおもちゃやシールといったお菓子のおまけを紹介した内容となっていました。中でも乗り物やロボットといった主に男子がハマりそうなおもちゃが多く載っていました。

同種のおまけ同士を連結できるなど、集めれば集めるほど自分だけの世界が広がる手のひらサイズのおまけは、当時の子供たちにとっての宝物だったと思います。思わず集めたくなるカラフルな色味にもどこか愛おしさがありました。

また、ビックリマンチョコに代表されるシール系のおまけのページも読みごたえがありました。今も人気のビックリマンシールですが、ちょっとしたイタズラができるシールや、ダジャレ・パロディ満載のシールで展開していた時期もあり、ストーリー性のある有名なシリーズにたどり着くまでの試行錯誤が感じられました。ロングセラー商品の変遷を知れるのもこの本の面白いところだと思います。

お菓子のおまけも変わってきていますが、お菓子売り場で今日はどれが欲しいか悩んだり、好きなおまけを集めたりするわくわくはいつの時代も変わらないことを実感した1冊でした!

平成レトロの世界

平成の時代に流行ったあれこれを紹介した本です。「平成元年」の文字入りキーホルダーに始まり、90年代〜2000年代前半の流行アイテムをメインに振り返っていきます。

90年代は私としては未知の世界ですが、2000年代に入ると知っているアイテム、持っていたアイテムも数多く出てきて、懐かしい気持ちに浸れました。著者のこだわりで知名度が高いアイテムよりも、時代の流れで埋もれてしまったマニアックなアイテムを選んでいたところも良きです。

平成を代表するアイテムのひとつにたまごっちがありますが、この本では流行っていた頃に出回った類似品もいくつか載せていたところが非常に興味深かったです。

私も後のシリーズではありますが、小学生の頃にたまごっちが欲しくなった時のことを読んでいて思い出しました。母が昔買ったカエルを育てる類似品をとりあえず渡された思い出…。しかしカエルの育成は失敗に終わり、後日なんとか本物を買ってもらえて嬉しかったのを覚えています。

他にも芸能人やテレビ番組の関連グッズ、可愛い絵柄やパロディ満載のお土産、最近再評価されているスケルトンのあれこれなどが紹介されていました。「だんご3兄弟の謎」という本の表紙が載っていたのですが、内容が薄そうでまずこの本の存在が謎です…。

また、バブル期に販売されていたボードゲーム(詳細は省きますが、令和なら絶対炎上する内容)の紹介ページにて、「民俗学的資料としても重要なアイテム」との記載があり、レトロなアイテムはただ懐かしむだけの物ではないことも実感しました。もしかすると意外な懐かしアイテムによって、世の中の何かが変わるなんてこともあるかもしれませんね。

平成ってそれほど遠くない時代のように思ってましたが、平成の初期と末期では文化がまったく違うし(そもそもインターネットが普及しているかどうかで全然違う次元の話になる)、流行を知れば知るほど奥の深い世界で面白いです。読むといろいろ語りたくなる本でした!

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