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印象に残りすぎている給食メニュー「オレンジピラフ」

小学5、6年の時だったか、給食で2回ほど「オレンジピラフ」なるメニューが出たのを今でもたまに思い出します。

給食では地元の食材を使ったメニューが定期的に出て、静岡では黒はんぺんのフライやお茶を使ったデザートがよく出ていた記憶があります。お茶を練り込んだ生地で揚げた魚のフライもあったような。オレンジピラフもその一環で出たメニューでした。(静岡はみかんの産地です)

そもそもオレンジピラフとはオレンジジュースで炊いたご飯にグリーンピースが入ったものであり、「給食センターはどうしてこのようなメニューを取り入れたのか」としか思えない謎メニューです。

なので、オレンジピラフが給食で出た日はオレンジジュースの味がしたご飯をただただ嚙みしめるという不思議な食体験ができました。今でも舌の奥で薄まったオレンジジュースの甘味に占領されたお米の味が蘇ります。もはやこの味は悪夢に近いとも言えるでしょう。

当時の小学生に人気があったのかは謎ですが、給食でオレンジピラフが出た日は教室で微妙な空気が漂っていたし、少なくとも中学時代の同級生だった男子は「今までに食べた物の中で1番おいしくなかった」と述べていました。

オレンジピラフの他にも給食の謎メニューはいくつかあった記憶がありますが、その中でもオレンジピラフの衝撃はかなり上位にくると思います。(他に何があったか?と考えるとすぐに思い出すのは難しいところですが)

ちなみに全体的に好きだった給食のメニューは何だったか?と今考えてみると、強いていうなら給食でしか見たことのない小さいサイズのデザートでしょうか。

七夕やクリスマスといったイベントを意識したデザートが多く、見た目だけでもわくわくしました。ほんのり凍っていてちょっぴりアイスのような食感も給食ならではの味だと思います。

とはいえ、なんだかんだ給食の時間というと、その日ごとのメニューよりもクラスメイトや放送委員の仲間との会話の方が毎日の楽しみで好きでした。

子どもたちの間で賛否分かれるメニューも、給食ならではの独特の味も、友達とのしょうもない会話も、今思えばこの時にしかできなかったいい思い出だと思います。

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