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【観劇日記】さくら 桜

戦争を語り継ぐ演劇公演
『さくら 桜 』観てきました。


上田定行さん↓↓↓

12月の舞台でご一緒して
その時からもう大好きで大好きで
仕方ないのですが(危ないw)
つい役名で三条パパと呼んでしまいます🤫

東海地方の方なら絶対知ってるハズ!
『ウドちゃんの旅してゴメン』のナレーターをされてます。
もう声にメロメロです✨(ホント危ないw)

今回は戦争によって翻弄された1人の男性(上田さん演じる清水哲郎)と
その家族たちの実話を舞台化したもの。

神風特攻隊は教科書にも出てきていたけど
(ほんとはもっときちんと知るべきですね💦)
他にも特攻隊が存在していたことを
はじめて認識した。

回天特攻隊。海中から敵艦に突っ込む人間魚雷『回天』
清水哲郎さんは志願し、出撃直前に終戦となった。

私ならまずほっとする。
そもそも志願など絶対しませんが…
いや、今ならほぼ誰も志願などするわけもない事だけど
当時は名誉の戦死…戦って死ぬことが名誉であるとされていた
国民がそうだと信じていた、思い込まされていた。
これだけでも信じられないし、他国が日本に恐怖を感じたのも
正直うなずける。


清水さんは終戦による生還を喜ぶことができぬまま
生き残ってしまった罪悪感に苦悩し続けていた。
清水さんの中で戦争は全く終わっていなかったのだ。
敵国だった国への憎悪から外来語(英語)を聞くだけで…
金髪人種を見るだけで発作が起きるほどだった。

息子が卒業旅行で乗った飛行機の墜落事故で亡くなり、
そこからフランス人のマルコン一家とかかわっていくなか
長年苦しみ続けた呪縛から徐々に解放されていく。

強い強い洗脳のような状態から抜け出すのは
並大抵のことじゃなかったはず。
マルコン一家の日本への慈しみや清水さんの奥さんなど
周りの人の支えあってこそなのだろうけど、
考えさせられるシーンがたくさんあって…
そして実話だということ。

清水哲郎さんが寡黙で、セリフではなく、ほかの方が
話すことや、状況、立ち居振る舞いで
私自身が全く経験していない戦争、戦時中、戦後を感じている感覚。
涙せずにいられなかった。

ウクライナの事も頭をよぎる。
なぜこんなことを繰り返さなければいけないのか。

知らなければいけないことが
本当にたくさんあることを痛感した舞台でした。

上田さんの次の舞台はこちら↓


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