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川久保怜がデザインした椅子。

目黒区青葉台にあるLICHT(リヒト)にてComme des Garçonsの創設者である川久保怜がデザインした椅子が展示されていたので観に行きました。

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以前、noteでもまとめ記事を書いたディヤン・スジック著の『川久保玲とコムデギャルソン その創造と精神』という本(現在は絶版)を読んだ時、川久保怜は衣服のみならず、空間に対しても並々ならぬクオリティへのこだわりを追求するが故に、店舗に置く家具を自分でデザインした。という事を知り、いつか実物を見てみたいと思っていました。

この展示では、1991年に制作されたNo.31, No.29, No.35の3脚をみることができました。

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貴重な資料は手に取ることはできませんでしたが、スライドショーで見ることができました。

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こじんまりとしたギャラリーでしたが、空間の使い方がとても贅沢で...一脚の椅子の存在感を余計なものに邪魔されず鑑賞することができてよかったです。

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デザイナーズの家具を十分な余白をもって展示していることを見る機会がなかったので、東京においてはとても稀有な空間なのかもしれません。

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他にもアイリーン・グレイの『トランザット チェア』が置かれていて、そちらの椅子はComme des Garçons のNYの店舗で置かれていたからということで展示をしていたようでした。

展示は終了してしまったので、LICHTのInstagramやHPにて展示の詳細を見ることができます。

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Karl Blossfeldtの古い写真集(多分)、Dieter RamsのBRAUNのレコードプレーヤーも置いてあったり...

展示のメイン以外も好きなモノが2つもあったので、ギャラリー自体がとても気に入りました。

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ああ!やっぱりDieter Ramsのレコードプレーヤー欲しい...!

手にする機会があれば...私もレコード集めます。

余計なものが削ぎ落とされた空間へ赴くと、自分が暮らす空間がいかに物で溢れてるかに気がつく気がしますね。

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