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なぜ “寝違え” は起きるのか?

こんにちは、Amiです。

めっきり日が短くなり、風が吹くと肌寒さを感じるときも出てきました。秋の匂いはとても気持ち良くてスキです。

さて、今日は寝違えの話

なぜかというと、今日同僚に背中を寝違えて困っていると相談を受けたからです。肌寒さを感じても、お風呂上がりはまだ汗ばんだり、冬支度にはまだちょっぴり早いこの季節。

意外と薄着で過ごしてしまって、気づかないうちに身体の芯は冷えているなど、寝違えやぎっくり腰を引き起こしやすいのです。

私の母親も数年前までは定期的に、この季節の変わり目の時期に腰を痛めたと言っていました...。今は起きる理由などを説明して、適切に過ごすことでほぼ無くなっていますよ♪


”寝違え”って何?


”これは筋肉なの?神経なの?それともスジ?“ など、これらは寝違えとセットでよく聞かれるワードです。

根本的な理由は様々ですが、起きている現象は “血行不良” によるものです。

血流が落ちると筋肉は柔軟に伸び縮みしにくくなり、ふとした動きの時にグキっと痛めてしまいます。

グキっと痛める程度により、寝違えといったり、ぎっくり腰と呼んだりしているように思いますが、どちらも軽い捻挫のようなもの。

足をくじいたのと同じことが背中や腰で起きているというイメージです。

程度がひどいと、そのまま神経を圧迫して痛みが持続したり、ビリビリとしびれが起きたりします。


そもそも、なぜ寝違えるのか?


先ほど言ったように理由は様々ですが、多くは”身体の偏り”が原因です。

子供の時はあまり寝違えなかったのに、大人になるにつれ、その頻度は増え、一度なるとなかなか治らなくなりませんか?

それは子供の時にはなかった、身体の偏り、使い方のクセが原因です。

さらに、冷えや運動不足などが引き金となり、ある日身体が硬い状態で無理に動いたり、寝ている間に無意識に変な方向に動いたことで、グキっと痛めてしまうのです。


”寝違え”の対処方法は?


寝違えたとき、背中が痛いなぁ〜、何とか治らないかなぁ〜と
よく肩を揉んだり、腕を回したり、簡単にできるストレッチをしませんか?

一時的には気持ちが良くても、次の瞬間には元通り。全然良くならない…という経験が一度はあると思います。

それもそのはず、痛みの原因はずっと動かず凝り固まっていた筋肉

そして血流障害と、靭帯損傷があるとしたら、今は患部は安静にすべきです。


ただし、その姿勢を改善したり、全身の血流をアップすることで、回復を劇的に早めることはできます。

※動けなくなる程ひどいぎっくり腰など、重度な場合は72時間は安静にしてくださいね。血流アップにより、余計に浮腫んで圧迫が強くなる場合があります。



⭐︎具体的な方法とは、

自分の姿勢と寝違えの関係性をチェックします!


手順
①痛みのある動きを探す

例えば、腕を後ろに回したとき(角度なども細かく見てみてください)、首を横に向けたとき、身体全体を捻ったとき(捻って背中を曲げる、または伸ばすなども細かくチェック)など。

どんな動きで今痛みを感じるかを顕在化します。
(何となく痛いと言われて、あまりこれが明確でない方もいますが、その場合は寝違いではない可能性が高いです。)


②次はその同じ動きを、立って、座って、寝て、やってみる。

寝てやった時はあまり痛くないのに、立ってやると痛い!という場合は、立位姿勢で何らかのエラーが起きている、ということになります。

立ったときの重心の位置や骨盤の角度、背骨の動きなどが総合して影響している場合が多いです。

自分で姿勢の崩れが分かる方は良いですが、難しい場合はどの姿勢で痛みが出始めるかを見極めましょう。


”寝た状態 → 座った状態 →→ 膝立ち姿勢 →→ 立った状態(→片足立ち)”

とだんだんバランス能力が必要になるにつれて、より様々な筋肉のバランスが必要になるため、痛みも増強しやすいことが多くなります。


③痛みの出る一つ前の段階の姿勢に戻って、修正をする。

痛みの出る姿勢でいくらストレッチをしても、それは崩れてしまった姿勢のまま無理やり筋肉を伸ばしているだけなので元に戻るよりも、より痛めてしまうことが多いです。

一つ前の姿勢、つまり、立って痛みがあり座ってやれば痛くない時は、座った姿勢でトレーニングを行いましょう。


トレーニングを2種類紹介


ここまで話してきて分かるように、姿勢が影響しているということは、行うべきトレーニングもその人の姿勢によって変わるということになります。

しかし、最も起こりやすいパターンから、今日は2種類のトレーニングを紹介します。

①座って行うトレーニング

硬めの椅子の端っこに座り、”骨盤を立てる↔︎寝かせる運動” を繰り返す

これはいわゆる骨盤の前後傾の運動です。

ポイントは背骨をしっかりと立てる、丸める動きと合わせて、呼吸を止めずに行うことです。また腰かけた際に、足を1足分開いて、しっかり足裏全体を床につけて行いましょう。

骨盤につながる背中の筋肉は、いわゆる寝違えや腰痛の原因になりやすい大きな筋肉です。普段、あまり意識して行うことのないこの運動で、伸び縮みを促すことができます。

筋肉が伸び縮みすれば血行が良くなり、自然と身体は緩む方向へ、痛みは改善する方向へ、自分で治そうとする働きが促進されます。


②寝て行うトレーニング

布団に仰向けになって、深呼吸をしながら背中の力を抜きましょう

これは睡眠のブログでも詳細のやり方を紹介しているので、さらに詳しく知りたい方はご覧ください。

背中の力は、普段から思ったよりも抜けていないことがあり、寝ている姿勢でも身体が休まっていない可能性があります。

そうすると、本来寝れば治るはずの痛みも、寝ている間に修復されず、何日経っても変わらず痛い(もしくは日に日に悪化する)という場合があります。

考えてみれば、毎日怪我をする動作を行っているわけでもないのに、毎日痛みが増すとしたら、それはおかしなことです。

ご自身の寝ている姿勢に、もう一度着目してみましょう。


こんな簡単なことで、何気なく起きていた寝違えが起こらなくなったら、意外と毎日が暮らしやすくなると思いませんか?♪

今日ご紹介したトレーニングは、予防としてもコンディショニングとしても使えるので、普段から気が向いたときに取り入れてみてください。


皆さんにHappyが届きますように🍀

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!








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