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僕の平成プロ野球史(平成29年)

平成が終わり令和になった今、平成2年(1990年)生まれの僕が(僕的)平成プロ野球史をまとめてみるこのマガジン、今回は平成29年(2017年)です!

(僕の簡単なプロフィールは初回のマガジン参照。)

この年の両リーグの順位をどうぞ!
この年から楽天の本拠地の名称が「楽天Koboスタジアム宮城」から「Koboパーク宮城」になります。そして「西武プリンスドーム」の命名権がプリンスホテルから保険会社のメットライフに売却され「メットライフドーム」になりました。

3月にはWBC第4回大会が行われました。代表監督はプレミア12に引き続き小久保裕紀さんが務めました。この大会では出場16か国中の世界ランクが最下位のイスラエルが、韓国、台湾という強豪国を破り一次予選を通過するという出来事もありました。
日本は2大会連続のベスト4という結果に終わっています。

この年のプロ野球を席巻したのは、二人の遊撃手でした。「源田・京田はいい選手!」ということで、新人王を獲得したのはセ・リーグが中日所属の京田陽太選手、パリーグが西武所属の源田壮亮選手です。両リーグともに野手からの選出は平成8年(1996年)の日本ハムの金子誠選手、巨人の仁志敏久選手以来21年ぶり、純粋な一年目新人野手だと昭和56年(1981年)の西武の石毛宏典選手、巨人の原辰徳選手以来のことでした。

京田・源田のプレー集ご覧ください!

次は二刀流のお話です。二刀流と言えば大谷翔平選手ですね。野球ゲームの仕様まで変えるという規格外の選手ですが、この年は横浜に所属していたジョー・ウィーランド投手の打撃でしょう。投手としてこの年10勝を挙げるなどチームのCS出場にも大きく貢献しました。
その一方、シーズン21試合で打率.229、3本塁打、12打点を記録しています。
ウィーランド選手のバッティング集をご覧ください

最後はこの年のクライマックスシリーズの話です。
この年のクライマックスシリーズと言えば、セ・リーグの悪天候強行開催が印象に残ります。
セ・リーグクライマックス1stステージの阪神対横浜の2回戦をご覧ください。

クライマックスシリーズの日程は以下のようになっていました。

セ・リーグはクライマックスシリーズの開催地が1st、2ndともに屋外球場だったため、日程が詰まっている中、今後の悪天候になった場合の影響を考慮し開催した結果でした。
結果的に10月16日に発生した台風21号(この時期には珍しく超大型の状態で日本上陸をした)の影響で2ndステージの21日、22日が中止になっています。
この時に注目されたのが、甲子園球場のグラウンド整備に尽力している「阪神園芸」のみなさんでした。阪神園芸さんの職人技をご覧ください。

ちなみに横浜が日本シリーズに出場したため21世紀になってから、セ・リーグ6球団すべてが日本シリーズに出場したことになりました。

〇この年の監督人事
西武→辻発彦さん

〇この年メジャーリーグデビュー、移籍した選手
中後悠平投手(自由契約から:メジャー昇格ならず。現横浜)

〇この年のFA(特に記載のない場合は金銭補償)
増井浩俊投手 日本ハム→オリックス(A)
大和選手 阪神→横浜(B:尾仲祐哉投手)
野上亮磨投手 西武→巨人(B:高木勇人投手)
大野奨太選手 日本ハム→中日(B)
鶴岡慎也選手 ソフトバンク→日本ハム(C)

〇この年引退、退団した主な選手
ロッテ 井口資仁選手、田中英祐投手、柴田講平選手、ジェイソン・スタンリッジ投手、 ウィリー・モー・ペーニャ選手
ハム 武田久投手、飯山裕志選手、クリス・マーティン投手
西武 鬼崎裕司選手、大崎雄太朗選手、上本達之選手
楽天 ルイス・クルーズ選手、金刃憲人投手、阿部俊人選手、片山博視投手
オリックス ブレント・モレル選手
ソフバン 川崎宗則選手
巨人 相川亮二選手、片岡治大選手、堂上剛裕選手、山口鉄也投手、藤村大介選手、松本哲也選手、マイルズ・マイコラス投手、村田修一選手
中日 岩崎達郎選手、ラウル・バルデス投手、森野将彦選手、八木智哉投手
阪神 安藤優也投手、高宮和也投手、新井良太選手、狩野恵輔選手、柳瀬明宏投手
横浜 松本啓二朗選手、高崎健太郎投手、久保康友投手、林昌範投手、大原慎司投手、下園辰哉選手
ヤクルト 飯原誉士選手、今浪隆博選手、ジョシュ・ルーキ投手
広島 江草仁貴投手、梵英心選手、ブレイディン・ヘーゲンズ投手

平成30年のプロ野球に続く。

平成プロ野球を個人的に振り返るマガジン完結(2019年5月現在)