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僕の詩

闇は光に当てれば消える?
そんなの幻想だ。
正義と書いた鉛筆の芯がへし折れた

朝になればカーテンを開け
部屋を消毒している。
湿気だって飛んでいく

なのに夜が来る。
夜になれば光は邪魔者と
カーテンを引く

蛍光灯が押し付けがましくて
スイッチを切り
闇に浸かって無重力。

光は味方で闇は敵
闇は味方で光は敵

新しく買った扇風機
「黒に近い茶色です」
どう見たって黒だったきみは今朝
霧雨に反射した微光で
茶色く微笑んでいた。

優しい日。