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#初投稿

あの夏、

あの夏、

中学最後の夏は思っていたよりもずっと静かだった。

もちろん、蝉は時間など考慮せず四六時中唄っているし、
心臓に直接届くような花火の乾いた音を感じる日もあるのだけれど、
その全てが僕にとっては懐かしく感じられ、
今の自分と同一進行しているものだとはまるで思えなかった。

野球部として臨んだ最後の大会に敗退すると、長い夏季休暇が始まった。
あんなにも忙しく情緒的だった僕の日常は、あまりにも呆気なく過

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