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【茨城】鹿島神宮と水郷潮来あやめまつりに行く

茨城旅行2日目。
(前日は下記)

水戸駅中の神戸屋でパンを2つお腹に突っ込み、鹿島臨海鉄道に乗って鹿島神宮へ。
このまま水戸に戻らず帰宅するため、一泊分の荷物が入ったリュックを背負って移動する。

電車は主に数人の住民が降りていくだけの小さな無人駅ばかりを通過し、時折トンネルのようになっている青々とした木々の中を駆け抜けた。
無性に遠くに運ばれているという感じがして、昨日に引き続きやっぱり私は「おばあちゃんちに行くみたい🤗」と思った。

鹿島神宮に到着。
駅前にあるコインロッカーに気付かなかったため、身軽な格好の人が多い中、私だけちょっと修行中みたいになっていた。
本宮へのお詣りを済ませて境内を歩く。

鹿がいて餌をやることもできた

奥宮にもお詣り。
独り身の肩身が狭くなるぐらいには列が伸びていたので、後ろの老夫婦に声を掛け、三人横並びでお詣りしようと持ちかけてわずかに効率化に貢献した。神様見ていてくれ。

少し下り道を進むと見えてくるのは、近頃特にビジュアルで有名になっている御手洗池。
湧水が流れ込んでいるため、とても澄んでいる。

隣にある休憩処では、ここの湧水を使った梅のジュースを飲むことができた。尋常でない暑さで疲れた身体に本当に沁みる。

お参り後、鹿島神宮の参道沿いにある、料理が電車で運ばれてくることで有名な「エミール」というお店に行きたかったのだが、店休日だった。
鹿島アントラーズの試合がある日だかららしい。残念だけどそのスタンスは推せるなと思った。

ということで蕎麦を食べることにした。

特上そば。おいしかった。

その後は、鹿島神宮駅から電車で2駅先の潮来(いたこ)駅まで移動。
この一帯ではちょうど「水郷潮来あやめまつり」が開催されているのだ。

咲いているのは花しょうぶ

ちょうど、嫁入り舟が見られる時間だったので見学した。
花嫁が舟に乗って新郎の元へ向かう昔ながらの嫁入り舟は、あやめまつりが開催されている5〜6月の間に見ることができる。花嫁は公募で決めているよう。

見守っている優しそうなおばちゃん達が口々に「あらまぁ〜、きれいな子やねぇ…」と優しそうな声で喋っているのを聞いて、昔ばなしの一部になったような心地がした
その言葉は、お嫁入りする娘さんを村中の人たちが見守るというシチュエーションを考えた時に、いかにも誰かが言いそうな台詞という感じがした。

菖蒲園の中を歩いた新郎新婦は、人力車に乗ってその場を後にするのだが、適当に移動していたらけっこうベストポジションで見送れてしまった。
新郎新婦は、知り合いらしき人たちの「目線ちょうだい〜!!」系の野次に応えながらも、基本的に全ての人にファンサしていたので、私も何度か目線をもらい、(あ、ども・・・)とドギマギしてしまった。

見送ってから速やかに駅方面に向かうと、図らずもまた人力車を先回りする形になってしまった。折角なので立ち止まって見送ったが、ひとり大荷物の見ず知らずの女がずっと良い場所を確保しているのは不気味だったと思う。ごめんなさい。

駅前からタクシーに乗って高速バス乗り場へ。
タクシー代は1450円かかった。
東京行きのバスの本数は意外と多く、1時間に3本くらい走っていた。
あまり待たずに乗り込んだバスの乗車率は半分くらいだった。その後はうつらうつらしている内に東京駅に着いていた。

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