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HSS型HSPが知るべき人間関係のコツ

生きづらいと感じる時、そこには大抵、人間関係がある。


知ってますか?職場を辞めたいと考える人の原因は「人間関係」が多いってこと。仕事は好きだけど、人がね・・・なんてあるある話です。


HSPにとっては他人との関わり方はいつも悩みの種。敏感さが強みでもあり、時にはしんどさの原因にもなる。


人の言葉や雰囲気を一瞬で深読みするこのスキル、良くも悪くもなんですよね。で、人間関係って面倒だなと思ったりします。


今回はHSS型HSPの気質をよ〜く知って、他者との健康的な関わり方を掘り下げてみたいと思います。あなたの人間関係がもっと豊かになるヒントを小難しいことなしで書きます。


HSS型HSPわかってる?ジブンの気質と人間関係


「人間関係って、なんでこんなに難しいんだろう…」


以前、勤めていた職場から帰ってひとこと。思わず口をついてでる言葉。
私の場合、3名くらいがベスト。


それ以上の人数とご一緒する場合、もうセンサーが反応しまくって、気にしなくていい会話や表情まで取り込んじゃうんですよね。


これが職場になるともっと複雑。広いオフィスに机並べて・・・こんな環境に向いてないと感じてました。Aさんはこの方法がいいと、Bさんはそれじゃダメとおっしゃる。


そしてこのハザマで両方の表情や言葉の端っこを感じ取ってしまう。もっと仕事に集中しろ!と自分に言い聞かせてはみるものの、隣の電話が気になったりする。

余計なセンサーがギュンギュンと働いてしまう。


最悪なパターンは、同じフロアの誰かが上司からお小言をいただいて空気が張り詰めてた時。もう、息ができないくらいに苦しくなってました。


そう、自分じゃないのに、その場の空気が肺の奥まで入り込んできて重苦しい空気感に苛まれなくなるわけです。


HSS型HSPという気質の特徴を理解することは、人間関係を築く上でとても重要です。もっと早く、若かりし頃に理解していれば「これは気にしないようにしよう」なんて対策できたかもと思います。


周りの人との関わり方を考える前に、まず自分の気質や考える道筋というか、パターンを知ることがどれだけ救いになるか。


こういう気分になった時はこうしよう。空気が重くなったらこうやって気分を変えようという、まさに”ジブンの取説”を持っておく。


HSS型HSPは刺激を求める一方で、過剰すぎる刺激には弱いという矛盾を抱えているんですよね。


このバランスを取るためには、自分自身のリミットを知ること。無理をして装ってまで他人を演じないことがとても大事。


人間関係においては「距離感」がポイント。自分にとって心地よい距離感を保ちながら、他者とのつながりを楽しむことで「楽しい!」と思えることがふえます。

人との関わり方「社交タイムリミット」


私は50歳になった時、自分がHSS型HSPであることを知りました。遅過ぎ〜と言われまくりましたが、半生を振り返ると納得できることばかり。


なので、目一杯の愛情と思い入れをこめて「HSS型HSP」についての文章を書いています。


本当は言いたくても、今は言わないでおこう。こんな風に考えて空気を読んでしまうことありませんか?


私はこうやってゴクゴクと言いたいことを飲み込んで働いていたリーマン時代。正直、その時はそんなに気にはしていなかったものの、ある時メンタルダウンをしてしまいました。


周りの期待に応えようとしすぎたり、感情を抑え込んだりしていませんか。気をつけないと辛さが増すだけでなく、気づいたら自分の言葉で意見を言うことにも抵抗を感じるようになってしまいます。


これらの”課題”を乗り越えるためには、自分自身の感情やどうしたいのか?と向き合って深く自分の気持ちを理解することが大切です。


センサーを活かして話の輪に入ることは難しくないHSS型さん。最初は会話や雰囲気を楽しむことができる。なのに・・・途中からプツンと糸が切れたように話が入ってこなくなる。


外の空気を吸いたい。静かな場所にいきたい。


ウルトラマン(古いかな?)のタイマーのように「社交リミット」があるわけです。これ知っているのといないでは大違いです。


もう一つ要注意なのは、相手を気遣うあまり自分の感情を使える時に周りくどい言い方や表現を使ってしまうこと。


こうすると、伝えたいのに伝わらない。言いたいことの意味とは違う意味で受け取られてしまう。会話が弾まなくて相手に警戒される。いろいろと厄介になってしまいますから。


これが自らのストレスを作ってしまうって話です。関係を深めたい、もっと仲良くなりたい気持ちとは裏腹になってしまうこともしばしば。


相手へのリスペクトは当たり前。


そこは外さずに自分の感情や意見は正直に伝えること。素直でいることがオススメです。


コミュニケーションがうまくいけば、人の多い場所でもうまく人間関係を作っていけるようになるし、自分の感情とのバランス感覚が冴えてきます。

人間関係は距離感でコントロール


人とは交わらずに生きていけるほど強くない。


これだけはわかっておきたい基礎中の基礎。
「社交タイムリミット」付きの私が人間関係で気をつけていること。それは相手の境界線をしっかりと保つことです。


相手の不機嫌とか気分のムラを背負い込みすぎないように注意することです。相手の気持ちと私は別物。たまたま言われた言葉が辛辣でも、それは相手の感情だからスルーする。


だから距離感が必要なんです。


周りからは「冷たい人ね」なんて思われるかもしれない。実際、私も過去に何度か「ドライだよね」と言われたことがあります。


正直、残酷な言葉だなって思いました。


自分の感情を保つためにとっている距離感なので、そう思われるのは心外だなって落ち込むこともありましたから。


でもね、相手にはわからなくて当然の話で、そう見えても不思議はない。だからもう気にしないんです。必要以上に”負”のバイブを取り込んでしまう気質が故のサガです。


「あなたが今抱えている気持ち、心のレイヤーはとてもわかってる。どんな言葉が適当なのかまだ見つかっていないけど、わかるよ・・・」


そんな気持ちでいることは残念ながら伝わらない。本当は愛情深くて、一緒になって心から泣いたり笑ったりできるんですけど。


インターネット情報では、世界で6%しかいないと言われるこの気質。厄介だ!なんて言わないで、特別な才能をポジティブに変えていけばいい。
私にしか感じないもの、見えないものがあるって特別感ありますから。


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