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【教育改革】オンラインで授業がしたくてもできない現状

こんばんは、おおひさ です。すべての学校がGW明けまで一応完全休校になりましたね。みなさんの地域にある学校は、GW明けからはどのように授業するんでしょうか。阪大や京大では、4月8日からオンラインですべて授業をしているそうです。僕が通っている大学院(大学も)では、GW明けの5月7日から授業が再開します。とは言っても、対面での授業はしない方針で、夏までオンライン授業をやる予定です。しかし。問題はいろいろあります。

ということで今回は、オンラインで授業がしたくてもできない現状について発信していきます。同じ悩みを抱えている先生がいれば、どのように解決するのか、今のところの学校方針を教えていただけると嬉しいです。

一言結論…自宅のネット環境が整っていない学生が意外と多い!

では詳しく説明していきます。

オンライン授業の学生受講環境調査

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昭和女子大学で、グローバルビジネス学部の学生たちがオンライン授業の受講環境の実態調査を実施したところ、学生の間で通信環境にばらつきがあることが明らかになりました。

あるゼミに所属している学生たちが、同学部生中心にアンケート調査に協力を呼びかけ、全学部の全学年155人から回答を得ました。この調査はガイダンス期間の10~11日の2日間に行われました。

その結果、ごくわずかですが、自宅にネット環境が整っていない学生がいました。また、36%の学生は自宅の通信環境を把握していませんでした。そして、学生の86%はオンラインでの受講はこれまで経験がありませんでした。オンラインで授業を受けたことがある人は少ないと思いますが、ネット環境が整っていないのは驚きました。

昭和女子大学は東京都の世田谷区にある大学です。東京でネット環境が整っていないということは、地方ではもっと多くの家庭でネット環境の整備が不十分ではないのでしょうか。ネット環境の整備が不十分のままで、すべての学校がオンラインで授業をするとなった場合、家庭環境による教育の格差が大きくなってしまいます。

また、23%の学生がプリンターを所持していません。僕自身も自分のプリンターを持っていません。大学に近い寮に住んでいるということもあり、「大学でコピーしたらいいやん」と思い、入学時に買いませんでした。寮に住んでいる友達も同じ考えです。

プリンターがなければ、授業に必要な教材のコピーすらできません。一応外出は禁止ですので、外にコピーをしに行くこともできません。そうなると、学校側から「コピーするように」ということもできないでしょう。

大学も大変だ!

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高校までと違い、大学は教員も学生も遠くから通っています。オンライン授業を受ける環境が整備できない場合、大学に来ていいと言うしかなくなるでしょう。大学側が「何があっても登校・外出禁止」と言えば、教育の機会を奪うことになります。

オンライン授業が受けれないたい学生が大学に集まると、各大学から感染者が発生する可能性が高くなります。ネット環境の整備には高額な費用がかかります。智まり、裕福でない学生の方が、感染する可能性が高いということです。

それに加えて、教育実習や介護実習などの学部に応じた実習が大学にあります。これは対面で現場に行かないと、何も学べないと思います。しかも、実習の単位は絶対必要なので、実習ができないと卒業できなくなります。

これに対して、今のところ文科省は何も言ってません。もし国が大学はオンライン授業だから問題ないと思っているとしたら、とんでもないことだと思います。

授業料の問題

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他にも問題はあります。授業料です。

オンラインになったことで、テキストを指定範囲読ませてレポートを提出させるだけ授業をする先生がいたとします。テキストを読んでレポートを出せばいい。これで単位がもらえるなら余裕と喜ぶ人もいるでしょう。

しかし、こんな1人でもできそうな授業にもお金がかかっています。学習権をどう保障するかで学生から不満が出流こともあるでしょう。

それに大学の先生って何言ってるか意味わかりますか?笑

大学教授は教員のプロではありませんし、超専門的なことを研究しています。そのため、何も知らない学生の気持ちがわかりませんし、学生も教授の頭の中は理解できません。

ちゃんとした説明は省いていますが、これが先生が子供に教えるより子ども同士で教え合う方が効率的であることを証明しています。

こちらの知識不足もありますが、対面でも何を言っているかわからない教授の話を、オンラインで聞いて理解できるとは思えません。

そんなオンライン授業にもお金を払わないといけません。

まとめ

今回は、オンラインで授業がしたくてもできない現状について発信しました。

昭和女子大学の調査によると、ごくわずかですが、自宅にネット環境が整っていない学生がいました。また、36%の学生は自宅の通信環境を把握していませんでした。

ネット環境の整備が不十分のままで、すべての学校がオンラインで授業をするとなった場合、家庭環境による教育の格差がさらに大きくなってしまいます。

教育の均等性を確保するために、環境の整備が必要です。しかし、それには高額な費用がかかる…

オンライン授業が絶対に良いとは言えないと、僕は思います。

同じ悩みを抱えている先生がいれば、どのように解決するのか今のところの学校方針を教えていただけると嬉しいです。

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