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【読感文_10】ストレスゼロの生き方

記念すべき10冊目はTestosterone(テストステロン)氏著の「ストレスゼロの生き方」。
Testosterone氏は筋トレに関する本が多く、私を含めて筋トレを趣味にする人にとっては言わずと知れた方だ。
ちなみにペンネームになっている「テストステロン」は男性ホルモンの主要物質。

本著は人間関係やお金、仕事などありとあらゆる社会人の生き方に関して身に付けるべき100の習慣(考え方)を紹介している。

今回はTestosterone氏の100のアドバイスからいくつか抜粋して紹介、感想とする。

若い人は読んでみると響くものが多いかも。

本の感想 - テレワークの今だから読みたい本

まず本を読んで感じるのは著者のスタンス。
はじめの言葉は

おう、お疲れ。俺だ。

この一言で、「あ、この人ストレスゼロなんだね」と分かる。
私はこんな書き出し方はできない。

それはさておき、そんな感じで本全体として分かりやすい、フランクな話し言葉でスッと内容が頭の中に入ってくる印象。

では、いくつか印象に残ったものを。

01: 社会の用意したモノサシを使うのを、やめる
これは現代労働の真理だな、と。終身雇用など日本元来の働き方が崩壊している中で、自分自身の考えを重視するスタンスは本当に大事だなと。
結局、そう言う人たちが会社の為になる世の中になっているし、絶妙なバランスで世の中成り立ってるんだね、とコロナの時期にこそ一層感じる。

18: 深い人間関係を築くのを、やめる
これも特に今読むとこの言葉は響くかもしれない。
テレワークになっていろいろな人とオンラインで繋がりを求めだしている私にとっては、人間関係における適度な距離感は意識しなくてはいけないと感じた。
互いをずっと好きでいられる関係性は程よい距離感の人間関係だったりするもんね。

62: 孤独を、受け入れる
孤独は、成長させることに最適な環境である。その通りだなと。
会社を経営している私の父も以前、「人間には絶対孤独になる時間が必要だ」と話していた事を思いだした。
1人だからこそできる何かがあるはず、そう考えると意外と可能性は広がるもの。
私はコロナで孤独になって料理に目覚めました。これも成長の一例かな。

86: 他人はみな教師と、決める
これは私のような若輩者が本当に持っていた方が良い。
接する人みなから学ぶようにし、見た悪い習慣も反面教師として吸収しようとする…
自身の他人への憤りも抑えることに繋がるだけでなく、人と接する機会全てが成長の機会にできる。
この本で伝えたいことのある意味、真骨頂なのかなと勝手に想像した。

まとめ

全体をまとめると、「当たり前のことだが意外と忘れてしまうこと」を100個に凝縮した印象。「自分でやることは自分で責任を取るもんだろ?」という事をとうとうと教えてくれる。

普通はこの様な類の本を読むと私は「こうありたい!」と思いながらもなかなか実践に移すことにおっくうになってしまう。
そういう意味で多くの自己啓発本はただ読み手に考えを伝えるのではなく、読者に要点を明確に示し、意義付けして背中を押してくれる、そんな自己啓発本だったなと感じた。

また、あえて100個目はコメントしていないが、これは是非手に取って読んでみてほしい。

よし、筋トレやるか。

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