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【歌詞・作詞】ハニートラップ

私のような冴えない男に、淫らな女が誘惑を仕掛けてきたらどうするだろう。
たとえ破滅すると分かっていても、その甘い罠に掛かりたいと思ってしまうだろうか?

人生は一度きりだ。
こんな甘美な誘惑は二度と訪れないだろう。
そう思ったら、家庭も仕事もすべて投げ出して、その甘い蜜の中に飛び込むかもしれない。

強烈な欲望は人間の目を眩ませ、すべての見境を失くしてしまう。

そうなってしまうのは、ある意味では人間の本能であり本質だ。

生き物として、雄として、生存本能を有する遺伝子。
それは理性では抗うことが出来ない強固なプログラムなのかもしれない。

本能に思考を奪い取られ、
野性に身を任せた行動は、
結果的に愛する人を失うことだろう。

しかし、人生とは何なのだろう?

人生は瞬間瞬間の積み重ねで、今この時にしか真実がないと思ってしまったら、罠に掛かるその判断は過ちと言い切ってしまえるのだろうか?

理性と本能がせめぎ合うその刹那、あなたなら一体どうするだろう?


それではお聴きください。
「ハニートラップ」


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5番の香り 赤い靴底
熟れた果実 すみれ色

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