なんの種類の猫被り
こんにちは、天音です。
先日読んだ『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』という本の中に、「あなたの文章はどれくらいあなたに似ていますか」という旨の質問を作家にするシーンがありました。
(↓読書感想記事)
わたしもその質問について気になったので、今日はそれについてゆっくり考えてみたいと思います。
自分の書いたものと、現実の世界の自分の振る舞いがどれくらい似ているか、という話ですね。
わたしに関してお話ししましょう。
文章と現実のわたしは、かなり違っているんではないかなと思います。
わたしはひどい内弁慶なので、現実世界ではそんなにしゃべりません。
だから考えたことを文章にしてnoteで騒いでいるわけです。
そう考えたら現実ではとても猫被りしているということになりますね。
事実ですけど。
しかしnoteでも馬鹿騒ぎをしているわけではありません。
わたしなりに丁寧に、公平に、実直な文章であろうとしています。
こちらでもある意味猫を被っていると。
うーん……。ああ。つまり、現実と文章では、被っている猫の種類が違うっていうことでしょうか。
現実ではトラ猫。
文章では白猫、みたいな。
……すみません、猫の種類に詳しくないのでこの例に違和感がある人がいるかも。
ここに何か意図があるわけではないです。
仲良くしたい人も、仲良くなりたい方法も違うから、被る猫を変えないといけない。
そういうことです。
結局、誰かと接する時って、むき出しの心ではないことが多いですよね。
みられたい風に振る舞うし、みられたくないことは隠します。
なんなら自分だって本当の自分なんてわからないです。後から自分のことを振り返ってみて、「あの時こうだったんだ」って後悔したり、納得したりします。
いろんな猫を用意しているんです。
そんな中で、こぼれ落ちた純粋な自分のかけらを嗅ぎとってくれるような人とコミュニケーションが取れることが稀にある。
そういう一瞬が、交流の中の煌めきなんでしょう。
ちなみに、唯一どちらのわたしも知っている妹に聞いたところによると、わたしの文章は現実のわたしよりも丁寧という印象らしいです。
普段、粗雑なのでね。
めちゃくちゃ的確なコメントです。
だって、基本的に行動は推敲できないけど文章は投稿する前に何度も推敲できるんだから、絶対に文章の方が丁寧になるに決まってるじゃないですか。
……いや。
細かいところまで見てくれるなんて、ありがたいことです🐈⬛
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