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読んだ絵本の記録③

たくさん絵本を読む中で、心に残った作品を少しずつまとめています。

過去の記事
読んだ絵本の記録①
読んだ絵本の記録②

[おにのパンツ]

おに〜のパンツはいい〜パンツ
つよいぞ〜つよいぞ〜

ご存じフニクリ・フニクラの替え歌で有名な「おにのパンツ」
私も幼児の頃、保育園のお遊戯会でダンスをしたのを覚えている。
娘はこれがあると最優先で読んでとねだる、一軍のお気に入り絵本だ。
そんなに気に入ったなら買ってあげようかなと思ったが、一日7回も8回も読むようになり、私の喉がカラカラになりそうだったので、うん、借りるので丁度良いかな!と思った。

楽しく読むポイントは歌う速度に合わせて、ページを素早くめくったり、ときには溜めたりして焦らすこと。
スタートし始めたら最後まで読みきらないと行けないので、息継ぎが重要だ。
そのうち歌詞も完璧に覚えて、めくるのもノールックでこなせるスキルが身につく。
子供も大人も楽しい絵本。
(大人はちょっとゼィゼィする)



[かげはどこ]


3歳〜5歳向けと書かれていたが、とても惹かれたので借りた絵本。
シンプルな絵柄と文章で、2歳になったばかりの娘も興味を持ってくれた。
この本を何度か読むようになって、黒い物体への不思議の種が芽生えたようで、
今まで気にかけていなかった影を意識するようになった。
外でも「まるのかげ、ママのかげ、おーい」など指差すようになったり、
リビングに居ないと思ったら、寝室で揺れるシルエットを見てお尻をふりふりさせ、1人ダンスしていたりする。
人それぞれに一つの影があることも分かっているようだ。
日常で影ができる場所では、毎度影絵のワンワンを作れと指示がある。
本人も見よう見まねで、ちっちゃい手をもみもみしながらどうにか犬を作ろうと必死だ。



[かげ]

お気に入りのかげの作品をもう一つ。
私に気づきをくれたこの絵本は、過去の記事
出会いたかった絵本にて紹介中。

韓国・ソウル生まれのアーティスト、スージー・リーが手掛けるかげをモチーフにした絵本。
パラパラとめくったとき、鳥肌が立ったのを覚えている。
文字や台詞がほとんど無く、黒と黄色と白のみの色彩。
横に読んでいくのではなく、下から上にめくっていく構成だが、次第に上下を入れ替えて表現し、読ませるような流れに。
緊張感と照明、舞台の演出のような立体感を感じる。
子どもが読んで楽しい。でも、子どもに媚びていない、寄り添いすぎない。
そんな世界観に引き込まれ、とても感動した。
私は純粋で実験的なこの絵本がとても好きだ。

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