『阪急電車』
有川浩さんの『阪急電車』
今日たまたまテレビで映画が放送されていたので、
母と2人で鑑賞した。『阪急電車』には深い思い入れがある。
『阪急電車』との出会いは小学6年生だ。
中学受験に向けて解いていた国語のテキストに
小説問題として『阪急電車』が登場した。
小学生の私はもっと続きが読みたくて、純粋に「めっちゃおもしろい!何これ!」そんなわくわくした気持ちが抑えられず『阪急電車』文庫本を購入した。
読んでみると「なんか、いい。あったかいな」
そんなジーンとした気持ちで終わったことを覚えている。色んな苦難があったとしても、''自分で決める'' 自分を大切にすることを教えてもらえたような気がしていた。
そこから何年か経ち中学、高校時代は
有川浩さんの『図書館戦争』『塩の街』に
どハマりし、真っ直ぐな想い/愛系の本を読むようになった。
そんな私が大学受験をするときにふと、『阪急電車』を思い出した。話の中には関西の大学も出てくるし、大学生になったら色んな人たちと出会いたい!
そう思い、なんと『阪急電車』に出てくる駅にある大学へ通おうと、本で進学先を決めたのだった。
もちろん他にも色んな理由はあるが。
実際に約4年間阪急電車の今津沿線の大学に通ってみると、本や映画に出てくるようなしっかり者のおばあちゃんや、ウエディングドレスを着た女性に出会うことはなかった。
でも、私の中で大切な物語がたくさん詰まっている。
次は、その大切な物語をふりかえってみようかな。
映画もとても良く、宝塚ホテルに行ってみたくなった。母と宝塚ホテルのアフタヌーンティーへ行く約束をする素敵な時間になった。
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