見出し画像

日本の組織の課題:「フレームワーク」「ベストプラクティス」を使いこなすのが苦手

先日公開した、以下の記事に関連して。

思うに、日本の多くの組織は「フレームワーク」「ベストプラクティス」を使いこなすのが苦手だと感じる。

いずれも、議論するための枠組み、考えるための枠組みや事例でしかない

フレームワークもベストプラクティスもあくまでガイドラインである。
自分たちの現在位置を把握したり、新たな気付きを得たり、目標設定したり、「自組織で当てはめるとどういう事が言えるのだろう?」を主体的に考えて行動するための道具。

ところが日本の統制型組織、画一的組織はフレームワークやベストプラクティスをねじ曲げる

・自分たちの過去のやり方を是とし、それに合わないと抵抗する
・フレームワークやベストプラクティスを「べき論」や唯一の正解として扱い、そのまま画一的に押し込もう(押し付けよう)とする

フレームワークやベストプラクティスに「使われて」しまうのである。

それがうまくいけば良いのだが、そうとは限らない。

これは、筆者が過去ITサービスマネージャーとして「ITIL(R)」(ITサービスマネジメントのフレームワーク&プラクティス集)に長年向き合ってきて痛いほど感じた実感でもある。

フレームワークもベストプラクティスも「使うもの」である。「使われる」ものではない。

フレームワークやベストプラクティスを「使いこなす」スキル育成・マインド醸成もDXや変革を目指す組織にはマル必であろう。

この問題、沢渡あまねマネジメントクラブで解像度を上げて議論していきます(毎週火曜日にテーマと解説を投げ込み、皆さんに質問やレスを交えて議論していきます)。一緒に悩みたい方、是非ともご参加を!

▼『沢渡あまねマネジメントクラブ』~半径5m以内の組織変革をテーマに、ともに悩みともに解決するオンラインコミュニティ


▼『バリューサイクル・マネジメント』~半径5m以内からの組織変革を目指す著書

▼『組織変革Lab』~半径5m以内からの組織変革を目指す人たちの、オンライン越境学び舎(ディスカッション中心)(部課長の参加が多め)