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「なにもない」場所の価値~働き方&ワーケーションの側面

ここには、「なにもない」があります。

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(提供:いすみ鉄道株式会社)

いすみ鉄道さんのポスターであり、私が世の中で最も気に入っているキャッチフレーズの一つ。

当時の社長 鳥塚亮さん(現在はえちごトキめき鉄道社長)にお願いし、私のブログや書籍の中でも「ブランドマネジメント」の文脈で何度か意味づけをしています。

最近、このフレーズに新たな意味を見出しました。

私はワーケーションをすることが多く、ダム際でワーケーションをする #ダム際ワーキング の普及活動もしています。

ワーケーションというと、観光地やキラキラのリゾート地で仕事をする景色をイメージする人も多いでしょう。

もちろん、そういう観光型ワーケーションもありです。

一方、私はいわゆる観光地やリゾート地で仕事をするのはどうも落ち着かない。チームで取り組むアイディア出しや業務合宿ならさておき、構想や執筆や企画作成などに黙々と没頭したい場合、観光地は気が散るのです。

「せっかくだから、観光スポットを見て回りたい」

このように。

仕事に没頭したい場合、むしろ「なにもないところ」の方がお勧めです。

なにもない里山や大草原や海辺を10分も眺めていると……すぐに飽きます(笑)

「他にすることがない、じゃあ仕事でもするか」となる訳です。

マジで半端なく仕事が捗ります。気が付けば日没です。

だって、他にやることないんですもの(苦笑)

その意味で、他に何もないダム際などの環境は少なくとも私のような人間にとっては最適なワーケーション環境と言えます。

観光地は、仕事没頭型のワーケーションをするには気が散って不向き。
「なにもない」ところは、気が散らず仕事に没頭できる。

「なにもない」の価値を、ワーケーションの文脈で再認識している次第です。

全国の「なにもない」地域の皆さん。マジでチャンスです!

……とはいえ、電源やキレイなトイレや食事処は必須。その辺りは、地域に頑張ってもらって整えて欲しいものですね。もちろん、ワーケーションのようなビジネス客を誘致したいならばですが。

#ダム際ワーキング (ワーケーション)×組織活性×地域活性をテーマにした、オンライントークイベント 開催します。
2021年7月19日(月)14:00~15:30 太田川ダムから地方都市と企業の未来地図について考えるセミナー

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なんと、太田川ダムから配信!静岡新聞SBSさん主催です。

ワーケーションを実施する側(企業など)、提供する側(行政や観光施設など)、双方のメリットと課題と解決策を立体的に語ります。奮ってご参加ください!

この1~2年で働き方の常識も大きく変わりました。

いままでの当たり前を疑い、働く景色を正しく変えてそれぞれの「勝ちパターン」を実現していきましょう!

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